前回の記事↓
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1971280231&owner_id=1113640
番号が飛んで23番、
鉄道が海岸を走る情景のコーナーモジュールです。ボードは自作している様で、海になっている手前側が線路の面よりも低くなっています。しかし、昔からコーナーモジュールって海が作られる事が多い気がしませんか?まあ理由は色々とあるのでしょうが、実物も海沿いを走る路線はカーブが多い印象があるので実感的なのかもしれませんね。
また番号が飛んで26番、
雪が降り積もっている、ホッパや保線区らしき構内がある駅の情景です。
背景を夜にしている事で、雪国らしい張りつめた様な寒さや静寂感が表現されていると思いました。今回「501賞」を受賞しています。
27番、
大阪の万博記念公園にある、芸術家の岡本太郎が作った「太陽の塔」を主役にしたモジュールです。塔自体は市販品だそうですが、LEDと光ファイバーで電飾されています。今回「北野工作所賞」を受賞しています。
28番、
映画館の屋上にルパン三世の巨大なオブジェがあります、TOHOシネマズ新宿のゴジラみたいですね。手前側の地面にある線路が本線で、レンガ造りの高架線はダミーの様です。
たくさんの人形が配置されていて、賑わいが表現されています。映画館の隣には、EF58のカットボディが収まっている小屋がありました。
29番、
新旧の峠を作ったというモジュールです。碓氷峠をイメージしているのでしょうか?
廃止された旧線は遊歩道になっていたり、そのまま残されていたりもしている様です。それらが鬱蒼と茂った木々の間から見え隠れしていて、のぞき込む楽しさがありますね。
30番、
「トンネル駅」として有名な、えちごトキめき鉄道の筒石駅を作ったモジュールです。
地上にある駅舎、コンクリート打ちっ放しの駅前がとても実感的ですね。
その横には狭くて深い谷が作られています。
そして地下にあるホームも、架線やケーブル類などがしっかりと作り込まれていて、大きな見どころが3つもありますよ!
31番、
銚子をモデルにしたというモジュールです。波の荒い海や灯台にキャベツ畑など、犬吠崎の辺りをイメージしている様です。
32番、
31番と同じ学校の鉄道研究会の別チームによる作品です。やはり銚子をモデルにしていて、銚子電鉄の車庫がある仲之町駅をイメージしたとの事です。
33番、
31番や32番と同じ学校の鉄道研究会の別チームによる作品で、やはり銚子をモデルにしています。
海には漁船が浮かんでいて、漁師町らしい雰囲気が感じられますね。今回「カツミ賞」を受賞しています。
34番、
ダブルサイズのボードに、函館本線の姫川駅を再現したモジュールです。ちなみに実物の姫川駅は、2017年に旅客駅としては廃止されて信号場になってしまいました・・・
全体的に落ち着いた色使いで、秋頃を思わせます。作者さんにお話を聞いたところ、樹木は全て針金をよじって作ったとの事です。オランダドライフラワーを使えば楽なのですが折れやすく、針金製は柔軟性があって丈夫なので、作るのは面倒ですがこの方法にしたそうです。
駅も細かい部分まで作り込まれていて、視点を下げて眺めると非常に実感的です。今回の「グランプリ」つまり1位と、「さかつうギャラリー賞」を受賞しています。こちらの作者さんは前回と前々回でもグランプリに選ばれていて、堂々の3連覇という事になりますね!正直なところ、今回出品されていた全作品の中でも頭1つ抜けている感じでした。
番号が飛んで37番、
京葉臨海鉄道をモチーフにしたダブルサイズのモジュール、一昨年に行われた「T-TRAKジオラマコンテスト2017」にも出ていた作品です。
巨大な変圧器を運ぶ特大貨物用の貨車「シキ」がよく似合う風景ですね。今回「北野工作所賞」と「トラムウェイ賞」を受賞しています。
また番号が飛んで39番、
昭和40〜50年代をイメージしたという、消防署がある風景を作ったモジュールです。
火の見やぐらを囲む様に訓練用の足場らしきものが組まれていて、これは実物でもよく見かけますよね。
40番、
お祭りが行われている情景の作品です。今回「五八屋模型店賞」を受賞しています。
盆踊りのやぐらが組まれた公園内には、たくさんの屋台と大勢の人が配置されていて、賑わいが感じられますね。
41番、
映画「キューポラのある街」に出てくる工場を参考にした作品との事です。今回「TK Works賞」「オーディエンス賞」を受賞しています。
夜を表現したと思われる背景板やストラクチャーなどの暗い色使いの中で、トレーラーや屋台の明るい色がワンポイント的に映えますね。
42番、
阪和線の長滝駅付近にある踏切とその周辺を再現したという作品です。インターネットで調べてみると、道路の形や畑・ため池などの配置はほぼ実物通りの様ですね。
43番、
和歌山県の紀ノ川橋梁をイメージした作品です。奥側にある緑色のガーダー橋がJR阪和線、手前側の赤いトラス橋が南海電鉄でしょうか?
44番、
建ち並ぶビルを背景にして、線路の上を覆う様に高速道路が通っている、都会的な風景の作品です。トリプルサイズのモジュールでしょうか?
自作だと思われるビルは、良い意味で既視感があるデザインでまとめられていて、屋上の広告塔も都会らしさを効果的に演出していますね。高速道路は、標識などの小物類の使い方やウェザリングが巧みで、上から見下ろしても下から見上げても非常に実感的に見えます。自動車も単純にたくさん並べているのではなく、車間などから動きや速度の違いを感じられる様に配置されている気がしました。道路表記なども丁寧に描き込まれていて、まるで本当に騒音や排気ガスの臭いが伝わってくる様な空気感に満ちています。今回「北野工作所賞」「リキテックス賞」「HSホビーステーション賞」「TRAIN TECH賞」「オーディエンス賞」と、5つも受賞していますよ!
45番、
転車台がある機関区を作ったダブルサイズのモジュール、一昨年に行われた「T-TRAKジオラマコンテスト2017」にも出ていた作品です。今回「北野工作所賞」「トラムウェイ賞」「オーディエンス賞」を受賞しています。
ストラクチャーは市販品を多用しているとの事ですが、全体的に落ち着いた色調で塗装されていて、特に機関庫は蒸気機関車の煙によるスス汚れらしいウェザリングが施されていて見事ですね。
46番、
路面電車が走る天王寺の街をモチーフにした作品です。
インターネットで調べてみると、並んでいるお店は実物に倣ったものになっている事がわかりました。数年前に移設されて芝生軌道に変わった線路も再現されています。
47番、
60年代の北鎌倉駅周辺を再現したモジュールです。長さはダブルサイズですが、ベースを手前側にも拡張していて非常に大きな作品になっています。
現在でも駅の周辺に寺社仏閣や古い建物、緑も多い、北鎌倉らしい情景が作られていますね。今回「ワールド工芸賞」と「オーディエンス賞」を受賞しています。
48番、
東海道線と京浜急行の本線が立体交差する八ツ山橋周辺を再現した、ダブルサイズのモジュールです。昨年に行われた「T-TRAKジオラマコンテスト2018」にも出ていました。
精密に作られている鉄橋、鉄道橋は現在も架かっているものと同じ姿ですが、
道路橋の方は現在のものではなく先代のアーチ橋になっているのですね。今回「トラムウェイ賞」と「オーディエンス賞」を受賞しています。
番号が飛んで50番、
一部の鉄道ファンの間では森林鉄道で有名な、台湾の阿里山をモデルにしたモジュールです。昨年に行われた「T-TRAKジオラマコンテスト2018」にも出ていた作品ですね。
51番、
大井川をモチーフにしたモジュール、昨年に行われた「T-TRAKジオラマコンテスト2018」にも出ていた作品です。今回「トラムウェイ賞」と「オーディエンス賞」を受賞しています。
視点を下げて眺めると、遠近感が強調されて奥行きが感じられますね。奥に見える線路は大井川鉄道をモデルにしているのでしょうか?
番号が飛んで55番、
新潟県にある海岸「笹川流れ」をモチーフにした作品です。コーナーボードの両側にシングルボードを継ぎ足した様な、変則的な大きさと形をしたコーナーモジュールで、それを活かして半径の大きな曲線線路を敷いています。
切り立った崖や奇岩と海の色合いに、日本海らしい雰囲気を感じました。今回「北野工作所賞」と「オーディエンス賞」を受賞しています。
56番、
どこにでもありそうな田舎の風景をモチーフにしたという作品です。植物の濃い緑が広がっている中で、鳥居と消防車の赤が刺し色的に映えますね。
蓮の葉が浮かぶ池も、ワンポイント的な良いアクセントになっていると思います。
57番、
何とモジュールが水槽になっていますよ!?
DD16用のラッセルヘッドを金魚に見立てて泳がせてしまっているところも、とても面白いアイデアですね♪
つづく・・・
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1971605974&owner_id=1113640
ログインしてコメントを確認・投稿する