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2019年05月06日05:03

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野辺山 従兄との星見/木曽御嶽/魚沼/フキノトウ味噌/菖蒲湯

2日

三重県津市で皮膚科医院を開業している従兄(父の兄の子)のHさんと伯父さん(Hさんの父君)の葬儀で津に行って以来30年近くぶりで会い、一緒に野辺山に行って星を見た。

Hさんは10年ほど前に星に興味を持ったということで、毎年GWには河口湖にある母方のいとこの別荘で過ごすので、この10連休中に一緒にどこかで星を見ましょうということになった次第。

晴れそうな日に晴れそうな所へ行きましょうということでこの日野辺山に行くことに決定、中央道双葉SAで落ち合った。Hさんは母方のいとこの孫のTちゃんという女子高生を同道していた。無論私は初対面である。Tちゃんは素直でとても感じのいいお嬢さんだった。30年近くぶりで会うHさんの顔は、若い時にはまったく気づかなかったのだが、共通の叔母であるN子おばさんによく似ていた。血というのは不思議なものである。

野辺山に着き、Hさんのキャンピングカーの中で3人で夕食をとった後、Nさんは撮影を、私は観望を始めた。春の宵空には一般の人が見て喜ぶような対象がないため、Tちゃんに何を見せてあげるか苦慮したが、Tちゃんは見かけの地味な春の系外星雲でも説明をすると興味を持って見てくれたので嬉しかった。

私自身の観望は20時45分から23時までの2時間15分で、春の星雲星団124個を楽しんだ。

この日は23時には曇るというGPV予報で、それを承知で出かけたのだが、はたして23時には予報通り曇ってしまった。

帰りは各自マイペースでということで、長坂ICまでの道のりの途中まではHさんの車と一緒に走ったが、途中いつの間にか別々になっていた。

長くご無沙汰していた従兄と星空の下で会うことができ、本当に楽しい夜だった。


3日

古くからの星仲間で望遠鏡店店長のIさんと木曾御嶽に行った。

中央道諏訪SAでIさんと落ち合い、木曽御嶽の観望地に向かった。

木曽御嶽の空は国内最高クラスである。21時45分から26時55分までの5時間あまりの観望で、星雲星団春のもの148個、夏のもの67個、秋のもの2個、X-1Cyg等を堪能した。それとは別に、帰路につく直前に双眼鏡でだがM31とh-χもいることができた。

観望を開始したころには南の低空に雲があり、その夜は春と夏の主要な星雲星団はすべて見るつもりだったのにω星団だけは見ることができないと悔しく思っていたのだが、観望開始後1時間くらいで南の雲もすっかり消えて、ω星団も好条件で見ることができた。

この夜は自分一人での観望とIさんと見た天体の感想を話し合ったりしながらの観望の両方ができ、たいへん充実してかつ楽しい夜だった。Iさんは私の観望スタイルをよく理解してくれていて、私が一人での観望に没入していると邪魔をしないようにしてくれる。

帰路は伊那ICまでは一緒に走り、高速道にあがってからは各自マイペースで帰った。私は諏訪湖SAで朝の諏訪湖の景色を眺めながら朝食をとってから帰った。


一人での星見が圧倒的に多い私として非常に珍しい二日連続の複数人での星見だった。


4日

魚沼に行った。

残雪のため魚沼の最も気に入っている標高700mの観望ポイントまで行けなかった場合は標高400mの柏崎市高柳町の観望ポイントまで行くつもりで出かけたのだが、魚沼に着いてみると残雪は多いものの道路上は農道でも雪はほとんど消えていて、観望ポイントまで行くことができた。

こちらの空も特Aクラスで、22時40分から26時49分までの4時間あまりの観望で春の星雲星団120個と夏の星雲星団59個、X-1Cyg等を楽しむことができた。ω星団は木曽御嶽よりも緯度が高く標高は低いにもかかわらず木曽御嶽と大差なく見えた。

往路は高速道利用で行ったが、帰路は渋川伊香保ICまでは一般道利用帰った。三国トンネルあたりで夜が明け、トンネルを通過して群馬県に入ると朝の新緑の景色がきれいだった。途中のすき家で供給が始まったばかりのうな丼を食べて帰った。


5日

魚沼で採ってきたフキノトウでフキノトウ味噌を作った。インターネトで蕗味噌のレシピを見るとフライパンで熱を加えて作るようだが、フキノトウは熱を加えると香りが飛んでしまうので、刻んで生のまま味噌とみりんと砂糖と合わせるだけにした。香り高いものができたが、生なので冷蔵庫に保管して2〜3日で食べきらなければならないだろう。

魚沼は初夏から夏にかけては「山菜採り禁止」の看板がそこここに立つ。しかし、10年以上まえになるが、今頃の季節に、田圃の水入れの準備をしているお百姓さんにフキノトウを採って行っていいかと尋ねると、ニコニコしながら「どうぞどうぞ」と言ってくれたので、それ以来フキノトウを見かけるといただいて来ている。

フキノトウ味噌を作った後は夕食にそれを食べるのを楽しみにしながら菖蒲湯に入った。毎年五月五日には菖蒲湯に入っている。

夕食はフキノトウ味噌を冷奴にのせて食べた。おいしかった。
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