池袋で87歳の老人がプリウスを暴走させて人を轢き殺した事故についてです。
老人になれば、個人差はあっても誰もが反射神経と運動神経が衰えます。
それは仕方がないことですが、それでも事故を起こさないための提案です。
台湾でタクシーに乗ったとき、運転手が信号待ちで停まるたびに、ギアのシフトレバーを「N(ニュートラル)」に入れているのに気がついたので聞いてみました。
「停車時にはNに入れた方が燃費が良くなるの?」
「燃費には関係ないですけどね、停車するときには必ずNにするのが会社の決まりなんですよ」
「へぇ、どうして?」
「ブレーキを踏んだら必ず「N」っていう習慣にしとけば、万が一ブレーキとアクセルを踏み間違えても暴走しないでしょ」
「はぁ、なるほど。アクセル踏んだってギアがNじゃぁ、エンジンを空ふかしするだけで前には行かないもんねぇ」
「えぇ、そうなんですよ。マニュアル車だと、ブレーキ踏んだら必ずクラッチペダルも踏むから、そのときにブレーキペダルと間違えてアクセルペダルを踏んでいたって、動力は伝わらないでしょ」
「ふん、その通り」
「でもオートマチック車になって、クラッチペダルがなくなってからは、アクセルペダルとブレーキペダル踏み間違えると事故になる」
「ふむ、ふむ」
「だから、うちの会社ばかりでなく、ブレーキ踏んだらギアはNっていう規則の会社はけっこうあります」
なるほど、合点承知です。
ブレーキを踏んだらギアはN。停車したら発進に備えてDに入れる。
これを習慣化しておけば、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故はなくなる道理です。
オートマチック車運転時の特別規則として、決めてはいかがでしょうか。
全国の自動車教習所の指導員の皆様には余計な負担を掛けるかもしれませんが、オートマチック車はマニュアル車よりも遙かに簡単に運転できるのですから、このひと手間を加えるくらい、よいのではないかと思います。
いかがでしょうか。
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