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2019年04月09日10:30

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3月の読書日記

なぜか今年は風が強いように思う。世の中の情勢も風雲急を告げているからか?選挙終わって静かになった。「私は◯◯を無償にします」という主張はあっても財源には触れないんだよね。財源が確保できなきゃ空手形じゃんぷっくっくな顔で、
小丸2巡査さんと村おこしの行方英国ひつじの村 2(コージーブックス・原書房) リース・ボウエン (著), 田辺千幸 (翻訳);エヴァンが巡査として働く村にほど近い山牡羊座で、遺跡が発見された。これでやっと村の名前が地図に載るかもしれない!と村人の期待は高まったり、村の名前を変える騒動も。遺跡を発見した毎年夏の休暇を村で過ごす退役軍人の老人はその翌日、橋の下で遺体となっていた。そんななか、20年ぶりに村に帰ってきた男が、廃坑を利用したテーマパークを作る計画を発表した。これにも賛否両論。静かなはずの村は興奮気味。例によって細かいところの齟齬を見逃さないエヴァンが捜査に乗り出す。のんびりしていると思いきや事件に事欠かない村。コージーと名のつく文庫なのに殺人事件よくおこる。
小丸2オスロ警察殺人捜査課特別班 アイム・トラベリング・アローンとフクロウの囁き (ディスカヴァー文庫)サムエル・ビョルク (著), 中谷 友紀子 (翻訳);オスロ警察殺人捜査課特別班に舞い込んだ新たな殺人事件。おどろおどろしい儀式のいけにえのように飾り立てられた被害者たちの胃には、共通して鳥の餌が詰め込まれていたげっそりネットに流れる怪映像、主人公ミアを狙う謎の女、そして、全身に羽を纏う、「梟」の男…。これがあまりおどろおどろしくて面白かったのでその前の著書『アイム・トラベリング・アローン』も買ってしまった。どちらも分厚くて、寝落ちして本に直撃されることを繰り返しつつ一夜で完読。『アイム・トラベリング・アローン』はオスロの山中で首にはひとり旅をしています(アイム・トラベリング・アローン)」のタグがかけられた少女の首吊りし屍体が見つかる、ところから始まる。鷲のタトゥーの男、謎の宗教団体、忌まわしい過去…。それぞれの物語が複雑に絡み合う。捜査の主導をするミアは、はっきり言って薬中じゃないかと思うほど精神が不安定。最近の北欧警察小説の主人公にはこういう性格破綻者が多いのはなぜ?マルティン・ベックなぞはずいぶん常識人だったけど。
小丸2最後の秘境東京藝大 天才たちのカオスな日常(新潮文庫)二宮敦人著;ずっと図書館で予約をしようとしていたが待ちがすごそうであったので断念していた。文庫になったので早速購入。音大と美大の生徒は見た目で区別ができるというのはわかるわかる。一口に言えば必ず聴衆というか相手のある音大生と自分に向き合う美大生とのちがいか?入試倍率は東大のなんと約 3 倍だが卒業後は行方不明者多発との噂も流れる東京藝術大学。楽器のせいで体が歪んで一人前という器楽科のある音楽学部、四十時間ぶっ続けで絵を描いて幸せという日本画科のある美術学部などインタビューで構成されている。友人で洋服に絵を描いてくれる人も「ある意味、そこそこの才能の人の方が職につきやすい」みたいなことをいってた。

その他シリーズ物の堂場瞬一「割れた誇り ラストライン 2」(文春文庫)も榎田 ユウリ「妖奇庵夜話誰が麒麟を鳴かせるか」 (角川ホラー文庫)もまずまず面白かった
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