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2019年03月24日10:24

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映画「キャプテン・マーベル」

先日3/19のレイトショー、MOVIX堺で鑑賞。
マーベルの女性ヒーロー映画。

「キャプテン・マーベル」Captain Marvel 

クリー人のエリート特殊部隊スターフォースに属して特殊能力を得たヴァースは、
宇宙の侵略者と呼ばれるスクラル人と戦闘中に拉致されたものの、
脱出して辿り着いた惑星が1995年の地球だった。
そこで出会ったのが、S.H.I.E.L.D.のエージェントであるニック・フューリーだった。
スクラル人も地球人に化けてヴァースを追って来る。
そのヴァースには謎の隠された過去の記憶が次々と蘇る。
実の彼女はアメリカ空軍のパイロットのキャロル・ダンヴァースであった。


ご存知マーベル・シネマティック・ユニバースの新作が、
初の女性ヒーローが主役となる「キャプテン・マーベル」
そのキャプテン・マーベルの活躍を描くと共に、
アベンジャーズ誕生のきっかけになったニック・フューリーの物語でもある。
マーベルヒーロー好きには凄く興味深い内容です。
今回の作品、やはりハズレが殆ど無いマーベルだけに…



凄かった!



キャプテン・マーベルお披露目になる1作なので、
当然、その誕生秘話から見応えある戦闘シーンの大活躍と、
個々のヒーロー作品の1作目としたら凄く合格点!

中心は地球上が舞台ではあるが、宇宙が舞台でもある壮大なスペースオペラ色が強い。
物語展開で面白かったのは、
記憶を無くした主人公キャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースが、
本当の自分は何者だったのか?
その核心に迫るミステリアスなドラマ展開が実に興味をそそり、
ストーリー的にもよく出来た内容だった。

前半でそう思った話が、中盤でひっくり返る展開に、
うならされた所がある。

【注意】ここからネタバレ有り

























最初の簡単なストーリー説明のように、
何にでも擬態するエイリアンであるスクラル人の侵略を阻止する為に、
キャプテン・マーベルが戦う?
そんなヒーロー物のよくある基本的な内容かと思ったら、
全くの逆だった。


自分が信じた味方が悪であって、疑った敵が実は善だった。


悪によって拉致され洗脳された主人公キャロルが、
失くした過去を取り戻す事で、本当に戦うべき理由とその敵の真実を知る物語だった。

負けず嫌いな性格のキャロルがどれだけ挫けそうになっても、
己の立ち向かう熱い精神で戦う!
このスピリットがグッと来た私であった。


その主人公を演じるのがブリー・ラーソン
「ルーム」でアカデミー主演女優賞に輝く女優です。
私的には、この感想日記で過去にレビューした最初の主演作「ショート・ターム」の演技の力強さから、男だらけのキャラの中で負けじとアクションした「フリー・ファイヤー」が印象強い。
怪獣相手に奮闘した「キングコング 髑髏島の巨神」もあった。

ブリー・ラーソンの鋭い目がいい!

彼女の魅力はそこだと思う。
ブリー姉貴の眼力に惚れる。
今回は姉貴と言うより兄貴と言うべきか?
美人な女優さんなんだけど、今回に関したら美人と言うより、

男前!

と呼ぶたくなるほど、女々しくなくて男勝りなキャラが良かったと思う。
売られた喧嘩にはとことん相手になってやる!
といった感じの女番長な気質に感じた私だった(笑)
このキャプテン・マーベルが完全体となってクライマックス大暴れするのですが、
これがもう、はっきり言って…


最強クラスのヒーロー!


元は人間だったけど超エネルギーを受けて超人となり更に覚醒した姿が、
空や宇宙を飛び回り、もうミサイルやら宇宙船相手など尽く粉砕する辺り、
DC対マーベルがあったら、
チートヒーローの代表格スーパーマンとキャプテン・マーベルと互角に戦えるのかも?
と思ってしまった(笑)


そして、本作のもう1人の主人公と言ってもいい、
ご存知ニック・フューリーを演じるサミュエル・L・ジャクソン。
今年は劇場でサミュエルを拝見するのは「ミスター・ガラス」に続いて2本目。
いつも思うんだけど、この感想日記で一番お目にかかってる役者はサミュエルかと思う。
そんな彼が演じるニック・フューリーの若い頃のサイドストーリーとして見るのもある。

CGでお肌ツルツルに若返ったサミュエルを見た時、笑ってしまったw
最近、よくありますね。若いときの自分を同じ役者がCG加工して演じるのが。
今回は1995年が舞台で、アベンジャーズが誕生する以前で、
初めてニック・フューリーが出会ったヒーローがキャプテン・マーベルだった。
アベンジャーズ誕生秘話としてもある。

そういえば、サミュエルとブリー・ラーソンは以前に、
「キングコング  髑髏島の巨神」でも共演してました。
この作品にはトム・ヒドルストンが出ていたから、
ロキとキャプテン・マーベルとニック・フューリーが出てる!
と今になってはそう見てしまう私であった(笑)


監督がアンナ・ボーデンとライアン・フレックの男女共同監督。
ライアン・フレックが監督した「ハーフネルソン」はライアン・ゴズリング主演で少し前にレンタルで拝見したことがあった(またいつかレビューしたい)
この2人の共同監督で最近拝見したのが「ワイルド・ギャンブル」で、私的にはロードムービーで好きなタイプな作品で良かった。
今回の作品と共通性は?と言っても見出せないが、キャラを描く点では上手いと思う。


他の主なキャストでは、

スクラル人タロス役のベン・メンデルソーン
最近では「レディ・プレイヤー1」での敵である社長役を思い出す。
この役者さん、以前から様々な作品でよく見る名脇役と言ったら良いか。
そういえば、同監督とは先に書きました「ワイルド・ギャンブル」では主演(ライアン・レイノルズとのダブル主演)がね、凄く良かったんですよ(メンデルソーンのファンは必見)
今回は敵だと思った彼が実は… エイリアン役なのでメイクはしてるが(擬態は素顔)この人らしい味のある演技だった。

特殊部隊スターフォースのリーダーのヨン・ロッグにジュード・ロウ
ご存知ジュード・ロウ演じるキャラは一見味方側と思いきや実は…

ローソン博士役のアネット・ベニング
名女優が演じるこのキャラが謎解きの重要な役どころだった。

コールソン役のクラーク・グレッグ
テレビシリーズのスピンオフ「エージェント・オブ・シールド」に出ていた彼が久々の登場なのが嬉しい!


今年はDCでは「アクアマン」に続いて、マーベルではこの「キャプテン・マーベル」と、
クライマックスでは、力だけではなく精神的にも最強となるヒーロー像が続いてこれまた熱かった!

エンドクレジット後には、あの「アベンジャーズ/エンドゲーム」に繋がるシーンが!
あの強敵サノスに勝つには、このキャプテン・マーベルがかなり重要な鍵になりそうな予感がする!
その「アベンジャーズ/エンドゲーム」に備えても含め必見の作品だった。
おススメ!
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