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2019年03月21日09:08

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顔面神経麻痺日記2

顔面神経麻痺日記2

ここからは回廊録ではなく当日に作文
3月19日(火) (2日目)
翌日20日に重要な出張を控えていたので出社した。
会社に着いて、うがい、口をゆすぐ際、やはり唇の左側から水がこぼれた。 
舌が頭痛薬を飲んだ後の膜を張ったような感じがある。
トイレの鏡の前で左目を閉じようにも右目を強く閉じてやっと閉じる感じだった。
事情を報告して、会社を退社、
一旦帰宅し、町医者ではなく、総合病院の診察券を持って病院へ向かった。

病院に到着したのは9:30頃だった。
通常は町医者で見て貰っているため、総合病院は10年近く行っていなかった。 
受付案内で症状を話すと、顔面麻痺は「耳鼻咽喉科」だという。
脳神経外科ではないのか?と思ったが、初診手続きを済ませ、受診カードを受け取った。
「耳鼻咽喉科」ならば、急性扁桃炎や風邪の時にお世話になっている
親切な町医者があるし、
選定治療費(町医者の紹介状なく400床以上の地域医療支援病院で初診を受ける際5,400掛かる)の5,400円も掛からない。
私はこんな状況下で金の無駄遣いを気にしていたのです。   

「耳鼻咽喉科」の受付で、今までの概略を話し、
自分が受診するのは「耳鼻咽喉科」で妥当なのか訪ねた。
頭を打ったような場合は、脳神経外科だが、
本件の場合「自部咽喉科」になる。ただ、頭痛があったという事なので、
まず、「神経内科」で受診するよう、初診受付にまわされた。

受診カードに「神経内科」「耳鼻咽喉科」の判が押され、
「神経内科」で順番を待った。
問診カードの記入と(これと同じ内容を初診受付で書いている筈なのだが、
また書くのか?)、体温計を渡された。
書き終えたカードと体温計を渡すと、そちらで、血圧を測ってください。
それきりだった。
血圧計の前によると、
腕を入れて緑のボタンを押下せよ。測定中は腕を静止せよ。
の様な事が書かれてあった。
私は花粉症と顔の症状の不安で一杯なのだが、
この対応は如何なものか?しかし、よくよく周りを見ると、
患者は老人、老人、老人だらけだった。
受付をはじめ看護スタッフは大忙しで走り回っている。
これが、現代の病院の実情なのかと、緑色のボタンを押した。
血圧計の打ち出したシートを受付に渡すと、
申し訳ありませんが、かなり待って頂くことになると思います。
6番診察室からお呼びします。と説明され、あとはひたすら待つのみ。 

明日の出張先で使用する資料をまとめるため時間が欲しかったので丁度良かった。
資料チェックも1回目が終わり、関連資料に目を通していると、
途中で目が疲れてしまい、目を閉じていた。
他の患者の呼吸のゼロゼロした音、せき込み、軽い卒中を患ってしまったのか
小刻みで歩く老人たち。お気の毒に。でも頑張れ!何だかどっと疲れた。
左のまぶたが閉じない。
ひょっとして、今までの時間の間、
左目は一度も瞬きしていなかったのではないだろうか?
不安になってきた。
周りの患者さんに目をやる。
みんな必死に生きている。ほんの少しでもの幸せを求めて。たぶん。
車いすや担架、或いは手を差し伸べる連れ添いのある方は本当に幸せだ。
自分もあのような状態になってまで生きて居るのだろうか。恐ろしい。
国会が一般庶民の生活感覚と乖離しているとよく言われるが、
会社勤めの多忙を理由に、目前の自分の有様に目を向けていないのは
むしろ自分ではないのか?恐ろしい。

私の名前がアナウンスされたのは13:30だった。
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