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2019年03月04日04:14

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UESUGI300Bアンプフルモデルチェンジ 交流点火を採用しながらノーハムにする

これからしばらく、当地ロイヤルオーディオ主催の真空管アンプフェアでのUESUGI,LUX、TRIODE, AIR TAIGHTの興味深い工夫や気づいたことについてレポートさせていただきたいと思います。

技術でまずは興味を持ったのは交流点火のノイズカット方式を特許申請中というUESUGI研究所の300Bシングルアンプです。
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前々からあるじゃないか!としたら、今までのは300Bをノーハムにするためにフィラメントを直流点火。

今回からは交流点火。それでいてノーハムにするためにDSP技術を使うというハイテクアンプでした。
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https://joshinweb.jp/audio/9686/2097142687105.html

かねてからの手配線という伝統的ハーネスと、下の基盤はIC?LSIを用いたハムキャンセル装置の内部は新鮮です。

この特許申請中というハムキャンセル回路の説明はUESUGIのこちらに
http://www.uesugilab.co.jp/pdf/Press%20release%E3%80%80V1.0.pdf


アンプそのものの技術解説はこちらに
http://www.uesugilab.co.jp/pdf/UB-300AHVer1.0.pdf

自分も交流点火に音質的優位性を感じながら、この点火で実用になるのは3W程度の2A3シングル程度が限度。

自分のWE252A/WE300Bは完全交流点火ではハムが盛大で現代の高S/Nを要求する環境では使いにくく、簡易DC点火として、AC-DCの真ん中あたりの点火方式で妥協しています。

このハイテクはさすがはメーカー。

真空管は高槻の300Bと伝統の松下とGE社のMT管
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補修真空管も上杉佳郎さんの時代に大量確保。このオリジナルのまま潤沢で、将来も心配ないと強調されていました。

音質は、上杉佳郎先生がお亡くなりになってから、元ビクターアンプ技術者の藤原さんが引き継いで音質も変わったと思います。
藤原さんはビクターの1000番アンプの設計者でもありましたね。
https://audio-heritage.jp/VICTOR/amp/me-1000.html
ハツラツと元気よく躍動的になったように感じます。
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