今週末は両親の老人ホームの引っ越しで丸々潰れてしまった。とっくに認知症の母親に、文句ばかり多い父親のボケ振りにも結構振り回されて、疲れてしまった。カミさんにも「あんた疲れてるんだから無理しないでよ」と言われるくらいだったが、案の定というか、買い物に行ったショッピングモールの駐車場の入り口で縁石に車のバンパーをこすってしまう。毎週のように行っているショッピングモールの何十回と出入りしている駐車場のゲートでなんでこするかね？人身事故とかでないだけ良かったが、車の傷とパソコンの故障ってのは本当に凹む。
最近NHKのBSプレミアムで結構いい映画が洋画は字幕で、しかもノーカットでやっていることに気がついて、テレビガイドでチェックしてタイマー録画するようにしている。この間なんか「地獄の黙示録」をやってた。3月は黒澤明の映画が何本もやる。DVDで持ってない「天国と地獄」なんか録画しちゃおう。他にはこの間の日本アカデミーを独占していた是枝監督の「海街diary」とか。これはいいものを見つけてしまった。
4月からテレビ東京深夜ドラマで「きのう何食べた？」をやってくれるというので今から楽しみにしている。原作は「大奥」のよしながふみさんで、週刊モーニング連載中。2LDKのアパートで同居する、料理上手で几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗（通称・シロさん）と、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二（通称・ケンジ）の毎日の食卓を通して浮かび上がる、男2人暮らしの人生の機微、ということで。主演の二人が西島秀俊と内野聖陽というのも嬉しい。
「死ぬほど働かされて実際の時給はコンビニのバイト並みなんてヤじゃん それよかそこそこの収入で人間らしい暮らしの方がいいわけよオレは」「とにかく楽で簡単ならどんなつまらん事件も引き受けますから俺にまわして下さい それと基本的に6時には帰らせてもらいますから」と仕事にやりがいというものを求めず「うーん 仕事で案件をひとつキレイに落着させたくらいの充実感を一日に一回も味わえるなんて夕飯づくりって偉大だよ」と安い食材をやりくりして今日も夕食作りにいそしむ、この史郎さんの生活信条というのが好き。願わくば製作者の変な解釈なしに原作を忠実になぞってほしいものと期待している。
世間には本当に仕事が好きな人がいて、口では文句ばっかり言ってるくせに毎日毎日夜遅くまで残って仕事してご苦労さんって思うんだけど、頼むからそれを周りの人間に押しつけないでくれって思う。またそういう人に限って正論振りかざして自分の正当化を図るんだけどさ、要は自分の出世のために他人を利用しようとしてるだけじゃんってバレバレなんだよね。
今週の映画は「海賊と呼ばれた男」（監督：山��貴/出演：岡田准一）を観ました。2013年度本屋大賞第1位を獲得した百田尚樹の同名ベストセラー小説を、同じく百田原作の「永遠の0」を大ヒットさせた岡田准一主演×山崎貴監督のタッグで映画化。
同じタッグの「永遠のゼロ」よりはこちらの方が数段良かったと思う。特に戦後の復興のシーンあたりはところどころウルウルしながら観てしまった。
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