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2019年02月27日19:55

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「日本国紀」終章 平成



平成/バブル崩壊/ソ連崩壊/膨張する中華人民共和国/狂気の北朝鮮/内憂外患/憲法改正の動き/未来へ

<未来の子供たちへ>
古代から「日本の歴史」を皆さんとともに見つめてきたが、ついに私たちが生きる現代、「平成」の時代に辿り着いた。

だが、この30年は「歴史」と見るには時期尚早だ。いずれ、私たちの子や孫たちの世代が振り返り、冷静な評価を下すことになるだろう。その時の参考になればとの思いで、「平成」に何が起き、どんな時代であったのかを、この時代に生きた者として記しておく。

その前にあらためてこれまでの歴史を振り返ってみたい。日本は神話とともに誕生した国であり、万世一系の天皇を中心に成長した国であった。『日本書紀』には、天皇は「大御心」、そして我々の先祖である民衆のことは「大御宝」と書かれている。日本という国にとって、最高の宝は、この国に住む人々、日本人だった。

日本人ほど平和を愛した民族はない。他の大陸ではよく起きた大規模な虐殺や宗教による悲惨な争いがなく、人々は海に囲まれた島国で肩を寄せ合い、穏やかに暮らしていた。

ヨーロッパから見れば、極東に位置する日本は長らくその所在さえ不明であり、16世紀に発見された後も、交流を拒む閉ざされた謎の国であった。その後、欧米諸国は、発達した科学技術を武器に、世界の多くの国を植民地とし、有色人種を支配していったが、日本は最後に残された狩場であった。

植民地とされる土壇場で踏みとどまって独立を守った日本は、欧米の技術を凄まじい勢いで吸収すると、またたくまに世界に躍り出た。そして明治維新からわずか40年足らずで大国ロシアを打ち破った。この勝利が世界の有色人種にどれほどの自信を与えたかは計り知れない。だが、その40年後、日本は第二次世界大戦で、アメリカを中心とする連合国軍に敗ける。100年前、有色人種の最後の砦であった東洋のミステリアスな国も、ついに欧米の力の前に粉砕されたのだった。

しかし日本が敗れた後、アジアの諸国民は立ち上がり、欧米と戦って次々と独立を勝ち取った。その波はアフリカや南米にも及び、世界四大陸で多くの新しい国が産声を上げた。まさに日本という存在が世界を覚醒させたのだ。もし日本という国がなかったら、世界は今とはまるで違ったものになっていただろう。

21世紀の今日、世界中で「人種差別は悪である」ということを疑う人はいない。しかし100年前はそうではなかった。当時、絶対強者だった欧米列強に向けて、初めて「人種差別撤廃」を訴えたのは、私たち父祖である。日本が世界のモラルを変えたのだ。皆さん、どうか、このことを忘れないでいてほしい。

世界は今、再び混迷と暗黒の時代に足を踏み入れつつある。テロや紛争は日常茶飯事となり、大戦争の恐怖が近づいている。

日本の役割は終わったわけではない。今こそ日本はかつての先人の偉業を思い出し、世界を平和に導くために努力をするべきである。


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