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2019年02月22日10:25

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「日本国紀」第10章 大正から昭和へ



清帝国の崩壊/戦後の世界/国際連盟の誕生/アメリカの敵意/21カ条要求に見る日本外交の幼稚さ/ワシントン条約/関東大震災/昭和/統帥権干犯問題/満州事変/満州は中華民国のものか/5・15事件と2・26事件/ファシズムの嵐/ドイツと中華民国の蜜月/暗躍するコミンテルンと中国/盧溝橋事件から支那事変

<はじめに>
明治が終わった時、世界は20世紀を迎えていた。20世紀こそ、まさしく激動の世紀と呼ぶにふさわしい時代である。

前の世紀から続いていた列強同士の領土をめぐる争いは、この世紀の前半に、ついに戦争という最悪の形で現れた。。西洋各国ではこれまで経験したことのない大戦争(第一次世界戦争)によって、約一千万人が亡くなった。

清帝国が崩壊し、ロシヤ革命によって史上初めて共産主義国が誕生したのも、この頃である。旧来の秩序が壊れ、世界が新しい時代に入ろうとしていた。

その中にあって、日本はついに世界の列強と肩を並べ、海軍力においては世界三位の大国となった。明治維新からわずか半世紀のことである。

しかし日本は平和と安全を確保したわけではなかった。第一次世界大戦後、欧米のブロック経済により、一種の経済封鎖を受けたからだ。そのため、日本は満州に活路を求めたが、対中華民国政策の失敗や、外交政策の拙(まず)さも算なって、世界から孤立していく。

そして満州事変を発端として、中華民国との泥沼の戦いに足を踏み入れ、やがて、それは大きな悲劇へとつながっていく。

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