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2019年02月18日15:19

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高幡不動〜聖蹟桜ヶ丘散歩

昨日は東京再発見の高幡不動から聖蹟桜ヶ丘にかけて歩くオフに参加してきました。
今回は昼からのスタートだったので遅めにうちを出て、昼食の時間くらいに着くように京王線で高幡不動に向かいました。
昼食は出発前に済ませておくようにとのことだったので高幡不動の門前で食べるところを探し、ランチマップは出ていたけど事前にどこに行くかは決めていなかったので、たまたま目に付いた「門前茶屋千寿庵」という店に入りました。
蕎麦、丼ものを中心に扱う店で、取り敢えずかき揚げ天丼が美味しそうだったのでこれにしました。
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ごく一般的な天つゆがかかっているものだとばかり思っていたのですが、ここのかき揚げ天丼は卵とじです。天丼の卵とじは天玉丼や天とじ丼と呼ばれることが多いかと思いますが、天丼の名前で卵とじになっているものは初めて見ました。
気になったので調べたところ、店によっては卵とじが標準ということも意外と多いそうで、有名どころだと山田うどんのかき揚げ丼もこれだそうです。
天ぷらの卵とじは、サクサク感がなくなるという理由などから嫌う人もいるようで賛否両論あるようですが、個人的にはこういうのも悪くないと思いました。
また、食べ終わってから気付いたのですが、数軒隣に「四八天丼」という有名な天丼の店があり、若干列ができるほどの人気店だったのとメニューも豊富だったので、どうしても天丼が食べたいのだったら、こちらがよかったかもしれません。
そして12時に駅改札横に集合して出発。ここは京王の車庫がある駅ですが、普段なかなか見ることのできない検測車が構内を走っていました。
駅を出発し、まずは北口に出たところいきなり小さな川が流れていて、これは浅川から水を引いている用水路でした。
そして若宮神社前を通過して、向島用水親水路に出ました。この辺りは途中の住宅街の中にも元々用水路だったと思われる細い水路が沢山ありました。
隣にある小学校には、向島用水の水を引いたビオトープが作られているそうで、これは一見の価値がありそうなだけに期間限定でいいから一般公開もしてほしいところですね。
親水路の下流方向には水車小屋があり、中は農機具などを展示した資料室にもなっているようですが、残念ながら開いていませんでした。
水車小屋を見た後は上流方向に引き返し浅川の河川敷に出て、浅川ふれあい橋(万願寺歩道橋)を見ました。ここは富士山の見える場所として有名だそうで、橋のデザインもそれをイメージしたものです。
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その後は浅川を離れて京王線の踏切を渡って高幡不動金剛寺を見ました。この周辺を代表する寺社仏閣の一つで、不動堂、五重塔、土方歳三像などで有名ですね。
ここでは境内の自由見学の後に、高幡城址を見学。
境内の裏山にある山内八十八ケ所巡拝路が高幡城址で、築城年は不明、豊臣秀吉の小田原征伐の際に要塞となっていたという説があるも詳細不明であるなど何かと謎の多い城です。アジサイの時期には花もきれいとのことですが、今は何も咲いていません。また、途中には湧水が出ているところが数ヶ所ありました。
そして頂上まで急な坂を一気に上るのでなかなか体力を使いますが、頂上の本丸や見晴らし台跡からの風景は圧巻で、都心方面まで見渡すことができました。
高幡不動を見終えた後は、高幡不動駅、程久保川の三沢橋などを通過して川崎街道を歩いて百草園方面に向かって進みました。
この辺りも、百草団地方面の高台から程久保川に向かって流れ込む小川など小さな水路が非常に多いのが印象的でした。
途中には小沢緑地湧水と書かれた碑があったり、神明谷戸公園といういかにもな名称の公園があって、湧水の豊富な場所であることが分かりました。
そして百草台自然公園に入りました。
ここも高台の頂上が展望台になっていて見晴らしのいい場所でしたが、高幡城址に続きアップダウンのある場所だっただけにさすがに疲れた人も多かったようです。
次いで三角点公園から西武百草園団地を抜けて、枡井西公園に到着。ここからは南側の多摩ニュータウン方面が一望できました。そしてここの桝井という名称も湧水に因んだものだと公園に書かれていました。
ここで朝日山緑地を抜けてから、百草八幡神社に立ち寄りました。ここには百草のシイノキ群があり、銅造阿弥陀如来坐像が安置されています。
銅造阿弥陀如来坐像は窓がない朱色のお堂の中にあって見ることはできませんが、9月の祭礼の時に限り公開されるとのことです。
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そして、ここから隣接する百草園に入りました。
梅が見事に見頃を迎えていて、濃い色、淡い色のものなど色々な梅の花を見ることができました。
また、終わりかけですがロウバイも見事だったし、黄色のフクジュソウも見頃を迎えていました。
ここでは小休止となり、青梅豚と澤乃井の酒粕を使った豚汁の御嶽汁を食べました。豚汁に酒粕というのは意外な組み合わせかと思いきや、なかなか美味しいですね。他にも饅頭、団子、鮎の塩焼きなどもあり美味しそうでしたが、食べ過ぎてしまうのもあれなので自粛。
百草園の見学終了後は、坂を下って百草観音堂を見ました。明治維新後に廃寺になってしまいあちこちに散らばっていた地蔵などをこの場所に集めて再び祀り直したものだそうです。
この辺りは農地も点在するほかやはり水路も多く、歩いた道沿いにあったものは後で調べたら、先程の多摩ニュータウン方面が一望できた枡井西公園が源流だと分かりました。
また、この水路は途中で上が歩道になっていましたが、完全に蓋をするのではなく、日本橋川の首都高のように水路に沿って歩道が架橋されているのが印象的でした。
そして、途中から暗渠になってしまうのですが、暗渠の入口が急に斜面で一瞬下に落ちるような造りになっていて、何だかディズニーランドの「カリブの海賊」かと思ってしまう造りが印象的でした。
暗渠化された下流のほうには行っていませんが、地図で「倉沢川緑地」と書いてあったので、この川の名称は倉沢川と判明しました。
その後は多摩川の支流である大栗川の並木橋を渡って野猿街道方面に進みました。並木橋の横にも暗渠の入口があり、川沿いの並木公園の中に流路跡らしき細長い空き地もありました。
「野猿」といえばとんねるずが中心となって結成した音楽ユニットの名称でもありますが、やはりこれ(正確には野猿街道沿いの同名のラブホテル)に由来するものだそうですね。
野猿街道を渡った後は、アニメ制作会社大手の日本アニメーション本社スタジオ前に立ち寄りました。看板に描かれているのは同社が手掛けた代表作である「あらいぐまラスカル」です。
また、ここの前には境界石くらいの大きさの謎の石があったのですが、完全に風化してしまっていて、元々何か文字や絵などが彫られていたのかなどが全く分からない状態でした。
その後は、ジブリ映画の「耳をすませば」のワンシーンにも出てきた山神社、その隣のとりで公園に立ち寄ってから再び坂を上がりました。
上がり切ったところから百草団地の高台が見えましたがはるか遠くにあるように見え、気が付けば随分歩いたのだと実感。
またこの辺りは高級住宅街なのか、家の面積が広いし、山小屋のような個性的なデザインの家があったり、ガレージの中に外車やレクサスなど高級車が多かったりで、今まで歩いてきた普通の住宅街とは明らかに違うのが印象的でした。
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そして、耳をすませばの舞台の一つであるロータリーに出ました。
5本の道が交わるロータリーで、一般的な交差点ではないのが面白いですね。作中では中央に1本大きい木があるだけですが、実際には緑地帯になっています。
そしてロータリーに面してカフェなど色々な店があり、この作品を見て訪れる人が多いなど聖地化しているようです。
また、店の前にスタンプが置いてあり、スタンプカードをもらって押してきました。
その後は原峰公園に行き、伝・武者の屋敷などを見ました。ここは鎌倉時代の関戸城跡の一部で、地形は城の当時のままの形を保っているようですが、築城時期や築城者など詳細は不明で謎が多い城です。
城跡を抜けた後は鎌倉街道に出て、鎌倉街道沿いの関戸熊野神社とそこにある霞ノ関南木戸柵跡を見ました。鎌倉時代にここは関所で、木の柵があったとのことです。ここの現在の地名の「関戸」は言うまでもなく、これに由来するものですね。
次いで、せきど観音(観音寺)に立ち寄りました。
ここには絵師の相沢五流・伴主親子の墓、アニメキャラのような表情のせきど観音、ゆるキャラ系表情のお地蔵さんなどがありますが、古くからあったと思われる地蔵が裏のほうに追いやられているようにも見えました。
古くからのお地蔵さんの存在がすっかり忘れられているようにも見え、これだとカップルで参拝すると嫉妬されて別れるという都市伝説がある弁財天のように昔からのお地蔵さんが嫉妬したり怒って良からぬ事態が起きないか心配になってしまいます。
その後はロータリー方面に戻る際に上り坂がありましたが、途中で「東京都南多摩郡多摩町」と書かれた表札がある家を発見。多摩市が市制施行したのはかなり昔のはずですが、こんな表札が残っている家が今でもあるのですね。
調べたら市制施行は1971年(昭和46年)11月で、同日に稲城市も市制施行したのを最後に南多摩郡は消滅したそうです。
今や東京近郊は市と特別区ばかりなので町や村を探すのが難しいくらいですが、大部分の市は高度成長期前後くらいに相次いで市制施行したようで、それ以前だと経済や交通の要衝になるごく一部の場所(八王子市など)だけしか市ではなかったようです。
その後はロータリーから聖蹟桜ヶ丘駅方面へと進み、桜ヶ丘浄水所前を通過して天守台(関戸城跡)で一旦立ち止まり、ここからの風景を眺めました。
次いで、耳をすませばの舞台の一つにもなった金刀比羅神社に立ち寄りました。映画中で告白した場所ということで、恋おみくじ機が設置されていましたが、見ただけです。
そして、ここから先の車道は「いろは坂」という名称のヘアピンカーブになっていて、同名の日光のいろは坂に比べたらカーブの数も距離も少ないですが、初めて通っただけに都内にもこんな坂があったのかと驚きました。東京近郊では数少ないヘアピンカーブが続く急坂なだけに、やはり走り屋がよく来るようですね。
途中にある「いろは坂桜公園」は、映画中では図書館があった場所とされていて、劇中で猫を追いかけたシーンもあった場所だし、スタンプカードにも「素敵な猫にであえるかも」と書いてありましたが、今回は何がいけなかったのかことごとく猫を見かけませんでした。猫は見かけませんでしたが、マフラーしまい髪の大きな猫と怖いお姉さん(以下略)
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公園を過ぎたところで坂を下り切って、大栗川の霞ヶ関橋を渡って駅前通りに出て、ファミリーマートでスタンプを押し、聖蹟桜ヶ丘駅に着いて、「青春のポスト」前で街歩きは終了となりました。
これは「耳をすませば」の作品中でロータリーに面して存在する「地球屋」をモデルにしたもので、外観だけでなく中まできちんと作られていたのが印象的でした。
散策終了後は、駅近くにあるオリジナルのハンバーガーなどが食べられる「カフェガーデン」という店にて打ち上げ。
まずは群馬県の地ビールの「オゼノユキドケ」で乾杯。館林の龍神酒造謹製ですが、これは昨年末で惜しまれつつ生産終了になってしまったビールなので、今ある在庫限りとなります。
そして、フライドポテトとチリビーンズバーガーを食べました。よくあるファーストフード店のハンバーガーに比べると値段も高めですが全くの別物で、ボリュームもあるし味もなかなかよかったです。

今回の日記、その他写真は、こちらにもアップしております。
(1)https://blogs.yahoo.co.jp/silkroad_vx/41229371.html
(2)https://blogs.yahoo.co.jp/silkroad_vx/41229382.html
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