mixiユーザー(id:16679088)

2019年02月10日13:57

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よそ行きを演じているうちは自分の人生を生きてはいない

職場の前課長は誰でも知っているような大ヒット曲しか聴かない、いや、聴かないようにしているようだ。

大ヒットナンバーがラジオから流れてくると一緒になって鼻歌を歌う。
その一方でエスニック調などのワールドミュージックが流れてくると「なんじゃこりゃ」と言ってすかさずチャンネルを変える。まるでみんなのために、と言わんばかりに。

そう言えば彼は周囲の人間が少しでも個性的な言動をするとすぐに突っ込んでくる。
言動だけではない、服装や食事の仕方までも「なにそれ、変わってるねえ」と指摘してくることがしばしばある。

ようやくわかった。

それは彼自身が「変わってるねえ」と言われないように常時気を遣っているから他人のそれにまで気が付くのだ。

何なのだろう?
幼い頃から家庭で極めて常識的な人間になるように育てられたのだろうか?
人と変わっていること、言い換えると個性的であることを徹底的に否定する。

個性的であることは恥ずかしいことだと刷り込まれて育ったのかも知れない。
無難に無難にと心がけているように見える。

おそらく彼は人前で泣いたり顔を真っ赤にして怒ったことがないだろう。

このままだと彼は人の100分の1しかつまらない人生を送って終わるだろうと確信できる。
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