スティーブ・シーボルド「一流の人に学ぶ自分の磨き方」より。
一流の人と二流の人の違いは紙一重です。
ただ、時が経つにつれ、余計に一枚ずつ紙が積み重なっていく二流の方は、その厚さが一流と比べ決定的な差として表れてきます。
決して一流の人が他の人と比べてずばぬけて知能が高かったり、並外れた才能を持っているわけではありません。
普通の知識と並の才能しか持ち合わせていなくても、そこからやる気をだせば一流のレベルに達することができます。
大多数の人がそれに挑戦しようとしないだけです。
それは、やる気がないからではなく、できると思っていないからです。
挑戦には失望がつきものです。
そんなつらい思いをするぐらいならテレビを見たり遊んでいた方がずっと楽です。
だからいつまでも漫然と過ごしているのです。
自分への期待を高め、成功に向かって邁進しましょう。
それは誰にでもできることなのです。
一流のレベルに達すれば、もう不快な思いをしなくてすみます。
【1】信念を変える
著者のスティーブ・シーボルトは、1984年から20年かけて一流と呼ばれる人の研究に身を捧げました。
その結果、誰でも一流になれることがわかりました。
まず、一流になるために必要なことは強く決意することです。 次に、一流と呼ばれる人の思考、哲学、習慣を参考にします。
心の持ち方を少しずつ変えていければ必ず大きな成果を上げることができます。
信念は誰もが持っています。
最初は、親、教師、兄弟、友人などの影響力のある人から信念を植え付けられます。
ただ、その信念が限定されてしまうと、成功よりも生き残ることを目標としてしまう傾向があります。
成長する過程で初期の刷り込みを意識して変えていく必要があります。
自分にポジティブに語りかけ、新しい信念を定着させていくようにします。
一流の人が飛び抜けて高い知能を持っているわけではありません。
生きる目的を知って、自分に与えられた使命を果たそうとする信念を持っているだけなのです。
自分の現在の信念を列挙してみてください。
それが人生に役立っているか検証してみましょう。
役立っていないなら、その信念を早急に改善する必要があります。
自分に語りかける言葉は、二流のレベルから一流のレベルのグレードアップします。
心の画像もフルに活用します。
ポジティブなイメージトレーニングを実行し、思い通りに物事が進展するよう工夫します。
ポジティブなセルフトークを粘り強く実行すれば90日間で人生を変えることができます。
自分が物事を成し遂げている姿を思い描きましょう。
普段からイメージトレーニングをすることで大きな自信につながっていきます。
【2】高い自己イメージを持つ
二流の人は自己イメージが低く、強い劣等感を持っています。
一流の人はこの問題を見事に克服しています。
一流の人は、そうでない人も含めすべての人が独自の才能と特技を持っていてることを知っています。
誰もが何らかの点で他人よりも優れていたり劣っていたりすることを理解しています。
画家が技術者になれず、技術者が画家になれないことを知っています。
自分がどの分野でどのように能力を発揮できるか常に意識しましょう。
この習慣だけでも自己イメージを飛躍的に高めることができます。
人生のビジョンを実現するために高い自己イメージを持っているか自問しましょう。
その答えがノーなら、ポジティブな自己イメージをを紙に書いて一流の自己イメージを作り上げていきます。
二流の人は自分を被害者と見なします。
一流の人は人間が持つ究極の自由を行使しようとします。
二流の人は朝になると、「今日もまた嫌な仕事をしに出かけなければならない」とうんざりします。
一流の人は、自身で選択しなければ、したくないことをする必要もないことを知っています。
自分の選択によって慎重に人生を構築していきます。
そうやってますます野心的に道を切り開いてくのです。
人間からあらゆるものを取り上げようとしても、絶対に取り上げることができないものが一つだけある。いかなる環境におかれても自分の心の持ち方を選択する自由だ。それは人間の究極の自由である。・・・・精神科医 ヴィクトール・フランクリン
二流の人はリスクを忌み嫌います。
なぜなら、これまでの人生において無難に生きていけばいいと教え込まれているからです。
それに挑戦しなければ痛い目に遭わなくてもすみます。
一流の人は、まわりへの愛や感謝の気持ちでいっぱいなので、自分に限界を設定することはありません。
むしろ、進んでリスクをとろうとします。
たとえそのことで何かを失っても、必ず取り戻せる自信があります。
リスクをとることが、仕事でも人生でも成長に欠かせないものであることを確信しています。
人はみな、残された時間の中で生きています。
いつかはその時間もなくなってしまいます。
だからこそ、リスクをとるべきときは今なのです。
【3】セルフトークの力を信じる
二流の人はプレッシャーがかかると落ち着きを失って屈服しやすくなります。
負けることを恐れるあまり緊張して自滅してしまうことがほとんどです。
一流に人はプレッシャーがかかる状況でも落ち着いていられます。
「これはゲームに過ぎない」と考えるようにします。
こういうときの対処法を知っていて、緊張を取り除くことができます。
二流の人は勝たなければいけないと自分に言い聞かせているので、プレッシャーに押しつぶさてしまいます。
一流の人は「命まで取られることはない」と自分に言い聞かせ平常心を保つよう心がけています。
「命まで取られることはない」というセルフトークは誰でも簡単に実行できます。
一流の人はセルフトークの力を知っています。
二流の人は自分に対して言っている言葉の内容と、それが人生に与える影響にあまりに無頓着すぎます。
人が発するセルフトークの77%はネガティブだという調査結果もあります。
ある人が一流かどうか簡単に見分ける方法があります。
一流の人の口癖は「やればできる」だからです。
「やってもだめだ」「どうせだめに決まっている」とは大違いです。
まず、自分に語りかけている言葉が勝利と敗北のどちらにつながる言葉なのか自問するようにしましょう。
【4】今を生きる
一流の人は自分に勝つことを考えています。
他人より優れていたいという欲求を超越し、自分をもっと磨くことに意識を向けています。
一流の人は昨日より今日、今日より明日という哲学で生きています。
二流の人は他人に勝つことを考えます。
一流の人は現在に生き、未来を夢み、
二流の人は過去に生きます。
二流の人は意識が過去に呪縛されていることが多いようです。
「もし、あのときこうしていたら、きっと成功していたのに」
バックミラーを見ながら前を見ずに運転しているようなものです。
一流の人は時折昔を懐かしむことがあったとしても、時間が刻々と過ぎ去っていることをたえず意識しています。
残された時間がどんどん少なくなっていくことを絶えず切実に感じているのです。
だから後悔して、悲嘆に暮れる暇はないと考えています。
一流の人は寛容な精神で人と接しますが、時間の使い方に関しては慎重です。
たとえ付き合いが悪いと批判されても断ることを恐れません。
人間は考えているものになれます。
これは、世界中の思想家の一致した見解です。
一流の人はこの原理に従って鮮明かつ繊細にビジョンを思い描き、それを紙に書いて常に考えています。
たえず自分にポジティブに語りかけて、それが現実であるかのように潜在意識に刷り込んでいきます。
顕在意識は潜在意識のイメージが現実でないことを知っているので、それを現実にするための行動を起こすように脳に指令を発します。
その結果、一流の人はビジョンに向かって邁進するのです。
心と体と魂のエネルギーがわきあがり、さらにビジョンは強化されていきます。
ビジョンが強化されることで、リスクをとる恐怖を消し去ってしまうのです。
【5】努力
一流の人は成功するために途方もない代償を払います。
二流の人は成功への近道があると思い込んで、それを見つけようとします。
しかし、そんなものは見つかったためしがありません。
成功のための代償を先に払うか、
後悔という代償をあとで払うか
二つに一つです。
成功するためには欲求の充足を遅らせて血と汗と涙を流し苦しみを乗り越える必要があります。
ビジョンを実現するためには不断の努力をしているかどうか、それは、
夢を追い求める人と白昼夢に耽るだけの人の違いとなって表れます。
一流の人はビジョンを実現しなければならない理由とそのための方法を知っています。
二流の人は自分よりもっと上のレベルことを意識はしてはいますが、心の中ではそこまで到達できるとは思ってもいません。
だから、実行に移そうとしないし、そのための労も惜しんでいるのです。
一流の人は自分に正直で、現実を直視しています。
少々、努力を払ったからといって、すぐに見返りを求めたりはしません。
自分の価値を十分に高めたうえで、見返りを求めようとします。
二流の人は学校で教わったような細かい知識を暗記するのは得意です。
一流の人は能力開発に集中します。
細かいデータの収集はインターネットで検索するか、人に任せます。
スキルを高めることに時間と労力を費やします。
一流の人は目的を達成するための集中力を持続させ、目標達成を妨げるものを排除することに長けています。
一流の人にとって目標とは、朝から晩まで集中し続けることができる対象なのです。
アイデアを思いついたら就寝中でもメモできるよう枕元に筆記具を常備するほどの熱の入れようです。
一流の人は苦しみを感じることをあらかじめ想定して、それを乗り越えて突き進む精神力を日頃から鍛錬で培っています。
二流の人は能力開発の本やCDに関心を示しません。
能力開発に取り組むのは総人口の5%程度です。
この数字は一流の人の全体に占める割合と一致します。
能力開発とは自分の中に眠っている潜在能力を引き出すことをいいます。
人はみな、人生を切り開くのに必要な能力を持っています。
二流の人は仕事を労働時間の観点から考えます。
一流の人は仕事を生産性の観点から考えます。
二流の人は一日の生産性よりも次の食事で何を食べるかに意識を向けています。
一流の人は自分の大好きな仕事に専念しているので、もっと生産性を上げ業績を上げるにはどうしたらよいか絶えず考えています。
【6】情熱
二流の人はうまくいっているときだけひたむきになれます。
一流の人はどんなときでも常に前向きです。
いっさい手を抜かずに、常にすばらしい仕事をするために最善を尽くしています。
二流の人はすぐに快楽を求めます。
一流の人は自己啓発の本やセミナーに投資して自分を磨きます。
二流の人が快楽を追求している間、
一流の人は目標達成に全力を傾けます。
皮肉なことに、一流の人は大きな業績を上げて結果的に多くの快楽を得ることができるのです。
それは充実感という名の精神的な快楽です。
二流の人は主にお金やモノといった外的なモチベーションによって働きます。
一流の人は夢や情熱といった内的なモチベーションによって働きます。
外的なモチベーションは短期で途絶えますが
内的なモチベーションは目標を達成するまで長続きします。
一流の人は自分の心の中にある疑念や、恐怖、心配に立ち向かうことが最大の試練であることを知っています。そして、それを乗り越えるために果敢に戦います。
彼らは一歩間違うとすべてが崩壊する恐怖に直面するときでさえ、前に進み続けます。
一流の人は、二流の人からやっかまれ、批判と嘲笑をたびたび浴びますが、人生は一度きりなのでやれるところまでやってみようと考えます。
だから二流の人が不要なリスクとしていやがることでも、一流の人は挑戦と見なし人生の残された時間をこれに使います。
これから就職する人はどの業界のどの職種に就くかは重要でないことを知らなければいけません。
職業や会社選択の基準はやって楽しいか、楽しくないかの2つだけです。
二流の人は、一流の人は成功しているから仕事を楽しむことができるのだと思い込んでいますが、実際は逆で、仕事を楽しんでいるから成功するのです。
本当に重要なのは自分が楽しいと感じることを勉強してそれに全力を傾けることなのです。
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