取り敢えず、母との連絡方法は事務長代理お薦めの文通にすることにして、
毎日せっせと葉書を書いた。
それと同時に、21日(月)の午前9時キッカリにまた高齢者支援室の担当者に電話をし、
遅くとも水曜までには母に面会をして意思を確かめるとの約束を取り付けた。
そして、またせっせと葉書を書いた。
宛名を書くのが面倒だといけないので、往復ハガキを使ってみたこともある。
しかし、さすがに3・4日では返信はなかった。
もう1日待てば高齢者支援室の担当が母に面会に行ってくれる、
そう思っていた22日(火)の午後8時15分、手許のスマホが鳴った。
こんな状況に陥って以来、
毎日のように友人たちが慰めや励ましのメールや電話をくれる。
今日はどなたからのコールかなと思ったら、聞こえたのは怒りに震える母の声だった。
母はまだ歩けないので公衆電話をかけにはいけないが、
夜寝る時に他人がいると寝られないため1人部屋に入っていて、
家を出る時にわたしがバッグに入れておいたスマホを使ってこっそり連絡して来たのだ
母が怒っているのは靴べらで叩いたわたしのことではない。
18日(金)と19日(土)にわたした手紙を読んで、
「あなたの手紙読んでビックリしたわ。
わたしは一度たりとも『面会拒否』をするなんて言っていないもの

」
となんでそんな嘘を高齢者支援室の担当がわたしに言うのかと怒っていたのだ。
ただ、詳しく聞くと13日(日)未明にトイレまで匍匐前進していた後、
4日間ほど全く記憶がないのだというので、
もしかしたら、その間に『面会拒否』に類したことを話した可能性もある。
でも、取り敢えず「面会拒否」は本意ではないのは確かだと言うので、
明日、高齢者支援室の担当が病室を訪ねたらその旨を伝えれば「面会拒否」は解除できる、
と伝えたら絶対に言うわと力強く言われた。
やれやれ、これにて一件落着と久しぶりにのんびり惰眠をむさぼっていたら、
23日(水)の午前9時35分頃、高齢者支援室の担当のコールで起こされた。
もちょっと眠っていたかったのだけれど、
これで「面会拒否」は解除という報なら文句は言うまいと思っていたら、
「お母様は『面会拒否』は入院している間続けると言っている」
と高齢者支援室の担当は言った。
これはどうしたことなんだろう?わたしの頭はパニック状態に陥ってしまった。
母が病室内からスマホで連絡してきたことはルール違反なので言うのを躊躇われたが、
さすがに言わないと話にならないので、
「昨夜、スマホで連絡してきた母の言っていたこととは違う」
と言ったら、なぜか少し間が開いた後、
自分が母を訪ねたのはスケジュールが空いたため、
今日ではなく22日の昼間(と言っても絶対に時間は教えられないそうだ)で、
その時の母は上記のように言ったのだという。
これはどう言うことなのだろう。
昨夜の母はその日に高齢者支援室の担当が来たとは言っていなかった。
2人の言うことを総合すると、
母は半日前のことも覚えておらず、半日で言うことがころころ変わるということになる。
と言うことは、母が「面会拒否」をした理由は判断力の低下なのだろうか?
取り敢えず、もう一度で良いから母に確かめてくれと申し入れたが、
そんなに急にはスケジュールは都合が付かないと言われて悄然とした。
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