船橋駅から船橋市を縦断し、鎌ヶ谷市、柏市などを経て大宮へ向かう東武野田線。
近年、「スカイツリーライン」に続き、路線愛称として、「アーバンパークライン」と呼ばれるようになりましたが、パークはともかくアーバンというには少々…と思った人は多いのではないでしょうか?
実は私も思っておりました(あくまで愛称なので、野田線から改称した訳ではない)。
ところで、この路線は東武鉄道によって建設された訳ではありません。
野田の特産である醤油の輸送の為、明治時代に千葉県営鉄道として野田〜柏間につくられたのが最初です。
その後、民間払い下げで北総鉄道となりましたが、当時は東武ではなく京成系列の会社で、後に船橋駅まで延ばされたのに加え、スイッチバックで京成の海神駅まで連絡線がつくられました。
大宮への延長により総武鉄道となり、戦時中に東武鉄道に吸収合併されて東武野田線となりました(北総〜も総武〜も、現在の北総鉄道やJR総武本線とは無関係)。
なお、現在JR駅の西側でスイッチバックしている柏駅ですが、当初は大宮方は西口、船橋方が東口に分かれていたそうです。
私が幼少の頃は単線だらけで冴えないクリーム色一色だった野田線…
現在は新型の60000系電車が走り、そしてかなりの区間が複線となりました。
更に沿線の新鎌ヶ谷は北総地区のニュータウンとして発展中です。
柏以南の単線区間は、六実〜高柳〜逆井の3駅間を残すのみ。
この区間を複線化する工事が現在急ピッチで進められており、来年度に完成予定となっています。
その後、複線区間となる船橋〜運河間で急行運転が行われるのだとか。
こちらは2020年春という事なので、あと1年チョイでしょう。
高柳(複線化とともに2面4線化工事中)と柏で追い越しをするという事でしょうか。
現在は船橋方と大宮方を直通する列車は殆ど有りません。
しかし急行を走らせるとなると、高柳はともかく柏はスイッチバック配線の駅ですから、頻繁運転するにはダイヤをかなり工夫しなければならないでしょう。
大宮側は春日部との間で急行運転が既に行われており、随分速くなった!という感想を聞いた事が有ります。
大宮行くには、今まで武蔵野線回りや都内迂回が多かったのですが、これからは安価な野田線経由も有りかも♪ヽ(´▽`)/
ログインしてコメントを確認・投稿する