三十数年ぶりに埼玉古墳群を参観してきた。
前夜wowowオンデマンドで「のぼうの城」を観て、同古墳群の中の丸墓山古墳が石田三成の忍城攻めのときの石田方本陣に使われていたことを知り、急にまた訪ねてみたくなって出かけた。
古墳公園は三十数年前に来た時よりもずっと整備されているのだろうが、全体の雰囲気の印象は以前と変わっていなかった。三十年前は公園内のさきたま史跡の博物館や将軍山古墳展示館もまだなかったので、こちらははじめての参観だったが、博物館に展示してある稲荷山古墳出土の国宝金錯銘鉄剣は一見の価値のあるものだった。
古墳公園からの帰りに富士見市の大型ショッピングモール、ららぽーと富士見に寄って、ここに来るといつもするように中華料理店で焼きそばを食べた。その後アウトドア用品メーカー、モンベルの直営店の書籍コーナーでアウトドア教科書の古典、コリン・フレッチャー著芦沢一洋訳の「遊歩大全」文庫版を買った。
「遊歩大全」は大学生時代か大学卒業直後くらいに買って、特に双眼鏡に関する記述の部分を繰り返し読んだものだ。いまでもたまに読みたくなるのだが、そのときのものは家のどこかにはあるはずなのだがどうしても見当たらなくなってしまったので、文庫化された新しいものを思い切って買った。これから昔を懐かしみながらページをめくってみようと思う。
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