※タイトルの「リルガミン」については最後に。
「すべての人に人権を」が生み出した怪物の楽園が私たちの世界です。きっと未来においてもずっと変わらない。
中村精寛という怪物が放置されていたのも、人権があるから。
悲しいけれど実際に罪を重ねなければ排除することができません。私たちの命はリトマス紙のように使われています。いつでも内部の危険にさらされています。
最凶の生物ヒトが1億以上もいる場所に、私たちが住んでいる。数百キロ以内、数十キロ以内に、殺人鬼がほぼ確実に棲息している。
事実をありのままに言うだけで、こんなに恐ろしいですよね。
恐ろしい殺傷力を持ち、殺人衝動を抑えられない怪物が野放しになっている世界を私たちは目指しました。そしてほぼ達成しました。広くあまねく、どんな弱者にも人権を認めることは同時に邪悪にも等しく権利を認める道です。ほかに選ぶ道はありません。
もし一部の人権を手放すことで飛躍的に安全が高まるのなら、それも選択肢ではあるのでしょう。
たとえばプライバシーの権利を少し譲歩すれば、どうでしょう。ヒトを殺すような怪物がやらかす傾向のある犯罪の履歴が隠せないとしたら? 殺人を行うような愚かな個体は兆し行為を我慢できないでしょうから、相当数が行動を制限されそうです。
と、言っておいてからではありますが。私個人はそれでも人権を制限しないほうをヒトが選ぶだろうと思っています。効率が悪いからです。ヒトの命を重視すると、そのツケが回り回ってヒトを間接的に殺すことになるからです。弱者から死ぬほかないのです。具体的には、似たような間違いをしたが殺人を決して犯さないような個体が殺人鬼の数百倍とか数千倍とかいて、職も見つからなければ住む場所にすら困り果てる未来になるのです。
仮にそうであったとしても、人権を譲歩して、危険な個体を察知できるように、遠ざけられるように、これからの世の中を変えるべきでしょうか?
それとも悪鬼羅刹どもの人権を少しも制限しないままを選ぶべきでしょうか?
後者を選ぶ勇気がなくてはいけない気がします。個人的にはね。
厳しいですよね。
私たちは血の涙を流して今の社会を維持してゆかなければならないんでしょう。
それだけに、怪物どもには行為に見合った処置をしなければなりません。
適正に、二度目以降の不幸な犠牲者が出ない処置を、願います。
どのような方法かは興味がありません。怪物がどんな苦痛を味わうも味わわないも、少しも興味がありません。更生なんかしてくれなくていいですよ。もう人として超えてはいけない線を超えて行っちゃったじゃないですか。二度とまともな人になりません。そう断定していいですよ。
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■「はい終わりー」は「僕の生活終わった」あおり運転公判
(朝日新聞デジタル - 01月16日 20:18)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5459227
堺市南区の大阪府道で昨年7月、大型バイクに「あおり運転」をした末、車で追突してバイクの男性を死亡させたとして殺人罪に問われた同区の元警備員、中村精寛(あきひろ)被告(40)の裁判員裁判の被告人質問が16日、大阪地裁堺支部(安永武央裁判長)であり、中村被告は過失による事故だったと改めて訴えた。
被告は昨年7月2日午後7時35分ごろ、大学4年の高田拓海さん(当時22)=同市西区=運転のバイクにパッシングなどを繰り返した行為について、「バイクが突然前方に現れたので危険を感じ、僕の存在を知らしめるためにやった」と説明。被告が腹を立て、高田さんが車線変更しても加速して追跡したとする検察側主張には「妻を迎えに行くために(妻の勤め先がある方向へ)車線変更した。バイクへの意識はなかった」とし、あおり運転を否定した。
検察側が殺意をもって車をバイクに衝突させたとする点については、前に入ってきたバイクが加速して離れて見えなくなったが、「(再び)目に入って1秒くらいで衝突した。考え事をしてぼーっとしていた」と述べた。
衝突後に「はい、終わりー」と言ったのは、「事故を起こして仕事ができなくなり、僕の生活が終わったと思った」と説明。警察で高田さんが亡くなったと知り、「社会人として飛躍される方を邪魔してしまった。深く後悔する気持ちになった」と述べた。遺族側に謝罪の手紙を送ったといい、「今後は一日でも早くおわびと謝罪をさせていただきたい」と話した。
また、被告は当日午後6時ごろに仕事を終えて会社近くの立ち飲み屋で生ビール2杯を飲み、午後7時10分ごろに妻を勤務先まで迎えに行くため、駐車場に止めていた車で出発したと述べた。
17日には論告求刑公判があり、高田さんの母親(45)と妹(21)が意見陳述する。判決は25日。(坂東慎一郎、多鹿ちなみ)
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(超耳)
ウィザードリィというゲームがあります。コンピュータRPGの原点です。
リルガミンはその中の都市。あるいは王国。
ニルダの杖(グニルダの杖)によって外敵から完全に防御されていたリルガミンという都市があるのです。でもリルガミン市はあっけなく滅びます。魔人ダバルプスは外敵ではなくリルガミン市の生まれだからです。
以下、ウィキペディアから。
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ニルダの杖 Staff of Gnilda
シナリオ#2と#3に登場する。リルガミンの街をあらゆる災害や害意を持つ存在から守っていた。だが、リルガミンの中で産まれた者には効果を発揮しないという弱点を持ち、そこを突いたダバルプスに奪われてしまう。ダイヤモンドの騎士の装備を手にしたマルグダとアラビクの姉弟によってダバルプスは倒されるが、断末魔に叫んだ呪いの言葉によってリルガミンの城の崩壊と共に地下深くに封じられてしまう。その後、ダイヤモンドの騎士の装備を身に付けた冒険者の手でリルガミンの街に返還され、ニルダ寺院に保管される。しかし、30年後にリルガミンを襲った天変地異を防ぐことはこの杖でも不可能だった。
日本語PC版やFC版IIの説明書では「グニルダの杖」と表記されていたが、1990年発売のFC版IIIにおいて「ニルダの杖」と表記されて以降、この名で定着している。
なお、プレイヤーキャラクターが装備するとACが20も下がるが、呪われてしまう。ただし地上に持ち帰れば自動的に回収される。
ダバルプス Davalpus (#2)
リルガミンに産まれた邪悪な魔術師。リルガミン出身の為にニルダの杖が効果を表せず、リルガミン王室のほぼ全員を殺害して王家を乗っ取る。しかし、ダイヤモンドの騎士の装備を手にしたアラビク王子とマルグダ王女の攻撃を受けて滅びる。だが、滅びる直前にニルダの杖に呪いの言葉を吐きかけ、杖を地底深くに落としこむ。
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