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2019年01月07日23:01

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チェロキーで中川五郎ライブ

中川五郎氏の新年会ライブが
学芸大駅の近くのチェロキーであった。
去年と同じく
中川五郎・多田葉子・熊坂路得子のメンバーで。

中川五郎氏は私と同い年で
今年70になるという。
でもそれを感じさせない位元気で
精力的なライブだった。
最後の唄がよかった。
唄ったのは「ピーター・ノーマンを知っているかい?」
なんと20数分唄ったのでは。

ピーター・ノーマンは
1968年メキシコシティーオリンピックの200m走で
銀メダルを取ったオーストラリア人。
この時、金と銅を取ったのはトミーとジョンという
アメリカの黒人アスリート。
この二人が表彰台で黒人公民権運動として、
一対の黒手袋を分け合い、その拳を高く掲げた
「ブラックパワー・サリュート」というのをやった。
これを撮った写真は
当時世界のメディアに流され有名である。

そしてピーターも
白人ながら二人に同調し、二人が胸につけた
「人権を求めるオリンピック・プロジェクト」のバッジを
ほかの米国選手に借りて胸につけ意思表示したのだ。
この事が、
彼の選手生命を絶たせてしまうことになる。
白豪主義の自国で非難され、
二度とオリンピック代表に選ばれる事はなかったのだ。
そして
悲運のまま2006年に心臓発作で他界した。
彼の名誉が回復したのは
2012年になってからだそうだ。

この興味深い話を、
もっと詳しく感動的にギターを激しく弾きながら
唄うというか怒鳴るように語るのだ。
スゴイ!と思った。

そして、
これぞ現代の演歌師だ!と思った。
本物の演歌師に出会った気がした(笑)
明治、大正の大衆は
添田唖蝉坊たち演歌師の唄を
こんな感じで聴いていたのではないか
とフッと思った。
これを
同じ年が唄ったというのにもカンドーした。
正月からいい刺激を受けた。

ピーター・ノーマンを知っているかい?
https://www.youtube.com/watch?v=6LFg1iU6hjo

それから
多田葉子・熊坂路得子のコンビは
「アラビアの唄」もやってくれた。
去年、よく唄った唄である。
私の隣に座っていた女の方も
この唄が好きとの事で
演奏に合わせて楽しそうに唄っていた。

今年もこの唄大いに唄うぞ!(笑)
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