アタシの今まで書いた女優シリーズは京マチ子、高峰秀子、入江たか子、原節子、等々主役女優ばっかりだけど、こんかいは賀原夏子。
実は、政府機関閉鎖で仕事行かなくっていいので、お昼でもYouTube見てたりするんだけど、それで観ちゃった、成瀬巳喜男の「女の歴史」。
で、脇役で一番重要なのは、宝田明のお母さん役の賀原夏子。深川の大きな材木問屋の奥様なのに、ちょっとざっくばらんで、お気楽で、戦中〜戦後を飄々と生き抜く。面白い。
この人、アタシのなかではいつまでたっても、チャコちゃんシリーズでおばあちゃんの役の人なのよね。で、高峰秀子の義母役なんだけど、そんなに歳取った人なの?ってググってみてビックリ!1921年生まれで高峰秀子よりたった2歳上、ってのは「老け役」女優にありがちなことでびっくりはしなかったんだけど、実家が・・・
>父は元東京農業大学常務理事の塚原周吾、祖父は東洋汽船創設者の塚原周造である。
>東洋英和女学校小学部を経て、1938年(昭和13年)に東洋英和女学校を卒業。
あんな老け役のばぁちゃん役の女優さんなのに、実はお嬢さんだったのね。アタシの中での「お嬢さん女優」は子爵の娘・入江たか子、貴族院議員の娘・東山千恵子、侯爵家の娘・久我美子、子爵大河内家の河内桃子、ってとこだったのよね。特に、久我美子や河内桃子はアタシの小学校の時にテレビにも出てたから、出るたびに父親が彼女らの家がどんな「ええとこ」なのか言ってたわ。後、園佳也子も出るたびに、「この人こんなことやっとるけど、神戸女学院出とるんやで」とかも言ってた。
勿論、そんな人たちには及びもつかない平民出身だけど、大正半ば生まれで東洋英和の女学校も出てるだなんて、ホント、お嬢様だったのね。アタシの中では女優って高峰秀子にしても京マチ子にしても、貧乏で家を助けるために若いころからしょうがなく芸能界に入った人たち、ってのが多いからちょっとビックリ。昔は新劇の劇団に入ろう、なんて思えるのはお金持ちのお嬢様の方が簡単だったのかしらね?
しかも、こんなオバちゃん役者なのに、インテリで劇団主催したり、演出までしてる(
https://ja.wikipedia.org/wiki/賀原夏子)。ちょっと見直したわ。
ちなみに、「女優シリーズ」上にあげた人たちに関する日記はいつごろ書いたのかしら?って思ってみたら、2011年1月〜2月だったのね。東日本大震災の前。大昔だわ。
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