「ある会津人のこと」と言う題名(ハイカラな言葉で言うとタイトル)で、
十五編の連載を終えた。
何故私が、「秋月悌次郎」と言う人の事を書いたかと言うと、
彼が私の理想像を体現しているからだ。
戊辰戦争の後、彼は、変遷を経て、
熊本の五高(現在の熊本大学の前身)の教授になった。
彼が五高の教授として勤務している時、
たまたま小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と一緒だった。
夏目漱石も五高の教授だったが、
ラフカディオ・ハーンとは、時期がややずれていて、
一緒にならなかった。
秋月悌次郎と夏目漱石が五高で一緒になった時期があるのかどうか、
それは分からない。
秋月悌次郎の様な温和な武士。
それが堪らない。
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