わたしが次にムーミンと遭遇したのは中学校に上がってから。
学校から帰宅して何気なくテレビをつけたら偶然、
どこかで見たことのあるアニメが再放送されていたのだ。
伯母に睨まれビクビクしながら見た時はカバのアニメだと思い込んでいたが、
時を経て成長し落ち着いてストーリーを追いながら見てみたら、
これってカバじゃないんじゃない
と気付いた。じゃあ、この人外の生物は何なんだろう?
気になることがあるとそのまま放置しておけない性格のわたしは、
原作の小説を探して読んでみた。
そして、初めてトロールという存在を知り、ムーミン谷の物語に魅了されていった。
最初に見た時はよく分からなかったアニメにもはまり、
学校帰りに寄り道せず真っ直ぐ帰宅して毎日再放送を見ては、
そのストーリーをノートに書き溜めていった。
こうして、わたしとムーミンの蜜月が始まった
反対に母方の親族との関係は、時を経るごとに更に悪化していった。
あの時、伯母さんに

を喰らったことは母には言わなかった。
病気で入院中なのにそんな話しを聞かせたら可哀想だと思ったからだ。
そして、別の理由で父にも言わなかった。
なにしろ沸点の低さと血の気の多さは母方の親族以上の人なので、
彼の娘だから嫌われ

を喰らったなどと言ったらそれこそ大惨事になりかねない
しかし、いくらわたしが隠していても、
嫌悪感丸出しで憚ることなのない母方の親族と たいら家が上手くいくはずはない。
と言う訳で たいら家ではいつしか、
母方の親族およびその親族が「殿様」だった地域関連のことはNGワードになった。
※「殿様」については2017年6月7日の日記参照。
唯一の例外はその地域の名産・ずんだ餅のこと。
自身の親族を冷ややかな目で見ていた母も、ずんだ餅だけは大好きだったからだ。
大の酒豪でつまみの枝豆が好物だった父も、ずんだ餅は好んで食べていた。
でも正直、わたしはあんまり好きじゃないんだよね
なんて言うと坊主憎けりゃ袈裟まで的に毛嫌いしているみたいで感じが悪いかな、
と思ってずっと黙っていたけれど……。
ムーミンとのファーストコンタクトの際にあったことは、
近年、思い出した際に初めて母に話した。

を喰らわせた伯母たちはとうに亡くなっているからある意味時効かなと思って。
ついでに、わたしが ずんだ餅があまり好きではないことも正直に言った。
母は伯母たちの行為には大いに憤慨していたが、
あの人たちならさもありなんと思ったらしくさして驚きはしなかった。
しかし、ずんだ餅については考えもしなかったらしく、
「そんなに嫌いならもう買わないようにするから」
とたいそう驚いて言われた。
いや、嫌いってほどではないからたまに買うくらいなら良いよ。
と水を向けたが、一度決めたことは律儀に守る性格の母は、
自分から ずんだ餅を買うことはなくなった。
好物を食べられないのでは母が気の毒なので、
最近ではわたしがたまに ずんだ餅を買うようにしている。
今年もあと1回くらいはお土産に買おうかなと思っていたところ、
渋谷のデパ地下のずんだ専門店・ずんだ茶寮でステキな物を見つけた。
クリスマス限定のムーミン柄カップに入った ずんだプリン
わたしの好きなムーミンと母の好きな ずんだのコラボ商品だ。
全4種のカップの中から取り敢えず気に入った2種を購入。
ムーミンと出遭って早半世紀。まさかこんなコラボ商品が食べられる日が来ようとは
しかし、いくら大好きなムーミン柄のカップに入っていても、
やっぱり ずんだはあんまり何個も食べたいと思えないなあ。
あと2種購入したら、全部母が食べてくれないかしら?
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