2018年12月01日 14:00開演
会場：神戸文化ホール中ホール
出演者(敬称略)
指揮・チェロ：鈴木秀美
客演コンサートマスター：小川響子
曲目
カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ(1714〜1788)作曲
チェロ協奏曲イ短調Ｗｑ．170
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732〜1809)作曲
交響曲第26番ニ短調「ラメンタツィオーネ(哀歌)」Hob.�機�26
交響曲第86番ニ長調Hob.�機�86
尚、本公演は10月１日に亡くなった岡山潔神戸市室内管弦楽団音楽監督に捧げるとして
冒頭に献奏として44番の第３楽章が演奏された。この曲は「悲しみ」と呼ばれておりハイドンが
自身の葬儀で演奏して欲しいと言った曲なのである。その話を実は去年の、この会場での、
ほぼ同一演奏者による演奏があり、その時に知った。鈴木秀美さんより改めてお話しが演奏
が始まる前にあり、「全曲か本楽章だけかは確認がとれなかったのですが葬儀の時に確かに
演奏されました。」との事。ハイドンは交響曲の父と呼ばれている作曲家であるが案外、演奏
されない。しかし神戸市室内管弦楽団は神戸市室内合奏団時代から38回も演奏している。
そんな楽団、そしてオーケストラ・リベラ・クラシカというハイドンをメインに据えている楽団の
主宰者が客演指揮とあっては相応しい献奏ではなかったか。
１年ぶりに聴いて思い出せた。ホ短調の曲であるが本楽章、案外暗くない。しかし奥底に
ツーと涙が落ちるような悲しみを感じさせる。何が、そう感じさせるかは分からない。(つづく)
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