桜田義孝五輪相は役不足の能無しなのか？

サイバーセキュリティ基本法改正案を担当する桜田義孝五輪相は普段からパソコンを使ってたことがないと明らかにした。それを受けて、野党の質問者をはじめマスコミやネットのコメントに適性を疑問視する声があふれている。
確かに所轄するリーダーが検討・立案 内容について全く把握していないし、理解もしていないというのは役不足のような気がする。
しかし、議員という部外者が組織のリーダーに任命された瞬間に業務内容の末端まで把握しているとも思えない。
こういう質問は、個人攻撃の様相を呈してきているように思っちゃう。だって、桜田義孝さんって人がよさそうだもん、攻撃に弱そうだし…
ちょっと援護すれば、医師免許は厚生労働大臣が交付するものだけど、厚生労働大臣は縫合した糸を結べるの？痰の吸引くらいできるよね？っていう話とおんなじじゃないのかな？
役人は任官した時から携わっているプロフェッショナルだけど、議員って素人が選挙に通ってなるものだ。裁判官も司法試験を通ったプロフェッショナルだ。議員だけが素人の集まりだ。やがて、役人連中に牛耳られるただのお飾りが関の山。これを解決するには家業として代々がその職を受け継ぐ世襲制度しかないんじゃないのかと思っちゃうね。まぁ、今回の桜田義孝五輪相の件は、読み書きパソコンが常識的なビジネススキルと言われている現代社会で常識的なスキルがなくて恥じる風もなく平然としている違和感が引き起こしたものだろうとは思う。
何年か前に、巨大家電メーカーを退職した元役員さんから企画書をまとめてほしいって言われて行ったことがある。その時に、資料も何もなくて、こういうことを言いたいからまとめてくれって話しだした…
資料はないのかって聞いたら、いままで書類は部下が揃えていたし、文章は秘書が書いていたからそういうのは無いって悪気れないんだよね。パソコンだって使ったことがないという。退職したらそういうスタッフがいなくなっちゃったから頼んだんだけど…っていう。まぁ、ご丁重にお断りしたことがあった。
きっと、この桜田義孝五輪相っていうひとはこういうキャリアを積んできたんだろうと思った。いい人そうだから、あまりいじめないであげてほしいもんだ。