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2018年11月07日18:56

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売春防止法なるモラル法は悪法である

モラル法として悪名高いのは、かっての米国で制定されていた禁酒法である。これはキリスト教の一派のモラルを米国人全てに押し付けてしまったものであるが、「殆どの人が守ろうとしかなった」ために禁酒法は廃止された。

我が国における売春防止法では第一条に目的として以下のことが示されている。
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第一条 この法律は、売春が人としての尊厳を害し、性道徳に反し、社会の善良の風俗をみだすものであることにかんがみ、売春を助長する行為等を処罰するとともに、性行又は環境に照して売春を行うおそれのある女子に対する補導処分及び保護更生の措置を講ずることによつて、売春の防止を図ることを目的とする。
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ところがこの法律が制定された当時、売春は「性道徳に反して」おらず、社会の「善良な風俗」を満たしていた。ために赤線なる「公娼制度」が存在しており、青線と呼ばれた「非合法の売春制度」もあった。

にも関わらず、当時の「風俗及び性道徳」に反して、このような法律が作られたのには理由があった。

売春防止法が制定されるより遥かに以前より、女性議員は国会に売春を防止するための法案を度々提出していたものの、男性議員は一笑に付し、取り上げられることはなかった。
しかし世間に衝撃を与えたある事件をきっかけにし、売春防止法制定の機運が生じた。

その事件とは、昭和29年(1954)8月に鹿児島県の建築会社社長が、県庁の役員に女をあてがって、工事を貰っていたことが発覚した。女性の数は分かっただけでも24人、最年長は23歳で最年少は15歳だった。15歳の少女は3人いて、いずれも中学3年生、まだおかっぱ頭だったという。

昭和30年、この事件を少女の人権を踏みにじった行為として社会党の藤原道子議員が国会で取り上げたため、売春防止法制定への舵が切られて、昭和31年に制定されることとなった。そして既に示した第1条に「売春が人としての尊厳を害し」が盛り込まれることになったのである。

ところが赤線が廃止されても、禁酒法と同様に、表向きはともかくとしても人々の欲望を押し止めることはできなかった。なのでトルコ風呂として装いを変えたりして、現代でも売春が引き続いて行われてるのである。
ところが米国の禁酒法とは違い、このモラル法の廃止の動きは全く無い。合理的考えをする米国人と、非合理な考えに執着する日本人との違いと言ってしまえばそれまでだが、少女は堂々と春を売り、男たちも堂々と少女を買うのが良識ある者の行いと言えよう。

売春あっせんか、24人を逮捕
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5364824
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