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2018年11月05日00:52

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ソフィアの祭り

11/3文化の日は、大学祭に行こうと決めていた。
例年いろんなとこ行っているが、今年は早稲田、中央、上智の3つのうちどれかにしようと思い、結局、交通の便が一番良い上智大学にした。
というわけで、ウチの長男君を連れて行ってきました。上智大学祭、人呼んで、ソフィア祭に。
例年は適当に行って帰ってくるんだけど、今年は長男君と、いろいろときちんと見て周ろうと思い、大学祭のパンフレットを入手。
しかし、200円も取りやがるの。わが母校の中央大学は無料配布だぞ!と思うも、教室の催しなどパンフレットがないとちっともわからないので、購入せざるをえない。
さすがに大学側も気が引けるのか、乳液とかチョコレートなども一緒に袋詰めにして販売していた。
パンフレットは確かに、それなりに金がかかっていて、どこぞの情報誌かと思うくらい充実した内容。まあ、ミス上智だとかOBインタビューだとか上智に関わることばかりなので、特段いらない情報ではあるが・・

でまあ、いろいろと周ったのだが、1つ思ったのは、この大学はちょっと大学祭を商業化しすぎている。
パンフレットからして金を取るのもビックリだが、出店の値段も、200円とか300円とかが相場で、鯛焼きなんぞ250円。市販の倍くらい。フランスパンのあげパンというのが、ちっこいの一切れで300円とか。フランクフルト200円とか。これでは、まさに的屋料金じゃんか。
まあ今年はあまり金に糸目つけたくなかったので、値段気にせず買い食いはしたんだが、教室の催しも、ジャズ研究会などの演奏なんぞジャズ喫茶と銘打ってコーヒーとかお茶を購入させて入場させるというもの。それもちっちゃい紙コップ1杯で200円とか、、なんじゃそりゃー!って思う。
プロの演奏を自ら選んでききにいくわけじゃなく、どうだっていい大学生の素人の横好きの演奏に、わざわざ金払うってのもいかがなもんかよ。
そうやってみているうちに、「学生の本分てなんだろ・・」って思ってしまう。
僕は、あまりそういう堅苦しいことは言わないほうなのだが、あまりに商業主義でやられてしまうと、なんかこいつら若者の将来が不安になってくる。
まあ学生のうちから市場経済に馴染んでおくのもそれはそれで良いのだろうが、あれはあまりにもヤクザ的な商売だからな・・
まーそれはそれとして、、
さすが、こういう偏差値の高い大学生どもは、それぞれの分野において、プロ顔負けのパフォーマンスを発揮しているのもあり、ちょいと驚いた。まーどこぞの馬の骨ともわからぬ大学生の音楽演奏だとか映像製作なんだが、それはそれとして安値で鑑賞できたと思えば、お得感がなくもない。
それで、いくつか印象に残った催しを適当に羅列してみる。

・バンド系サークルの教室ライブ
やはり僕も大学時代はバンド系サークルに所属していたため、これはみておきたいなと毎年思う。息子は爆音を嫌がるが、長男はもう6年生なので、30分くらいはガマンきくだろう。
で、上智で教室ライブやっているところを探すと、アメリカンミュージック研究会しかそれっぽいところがない。以前はフォークソング研究会というところがあったのになくなっている。サークル名変えたのか?
ともかく、母校中大は雨後の筍のごとくバンドサークルがあり、文化祭といえばバンドサークルがメインの活躍の場だったんだが、上智がもともと少ないのか、そういう時代なのか、1サークルしかなく、しかも特設ステージの枠はひとつもなく、キャンパス隅っこの教室でショボーんとやっていた、
僕がみたバンドは3ピースでそこそこハードで演奏技術もなかなか高く、それなりに良かった。
多分、ずっとみていると本当に初心者っぽいショボいのが出てくるんだろうが、そういうのもみたかったんだけど、やはり息子を気遣って1バンドでやめておく。
なお、ここは入場料など特に取られず、出入り自由にやっていて、まあ良心的なのかな。

・放送プロディース研究会
これはいきなり女学生のねえちゃんに声かけられて入ったのだが、PCを使った動画で自分たちの製作した動画をみせられた。
昔だったら映画研究会の分野だったんだろうが、映画研究会の教室は人もいないし何やってるかよくわかんなかった。
で、何でもインプロとかいう演劇手法の動画製作をしていたんだが、これがまたよくできている。
映画の予告編みたいのとか、恐怖シーンの取り方とか、エンドロールとか、僕らの時代では考えられない技術力。まあそれだけ安い値段でよい機器がそろう時代なんだろうけど、素人であれだけ作れちゃうと、プロの映像屋もウカウカしてられないよなーって思ってしまう。
僕は映画好きだけど、自分では表現できないものをプロフェッショナルの映画人たちが作り上げたものに感動するわけで、そのプロ映画人と素人の垣根がなくなってくると、今後感動も薄れてくるのでは、と危惧してしまうのは杞憂に過ぎないだろうか?

・写真部、美術部
まあこういう定番の部活がいつの時代も存在していてくれるとホっとしますわ、といったところ。
だが、どっちもかなり狭い教室に、数点展示されているだけで、「とりあえず邪魔になんないようにそこら辺でやっとけ」感があって気の毒になってしまう。
一応、アンケートかかされたのだが、美術部の絵画なんてどれが良かったとか、よくわからんよ・・皆さんお上手ですね、、くらいしかいえない。
写真部は、さすがカメラの質が劇的に向上しているのか、サギみたいな鳥が羽ばたく瞬間などの素晴らしい写真があった。
あと、自分の彼女の写真を何枚か貼っているのもあったんだけど、あんな自己満足写真を観客にみせるなっつーの。

・クイズ研究会
これはビックリしたよーー。
何となく覗いたら、係の部員と目があっちゃって入らざるを得なくなったのだが、早押しの機械が10機くらいおいてあるだけ。
そこに息子と僕2人が座らされての早押しクイズさせられた。
部員3人くらいしかいなくて、もちろん誰も客来てなさそうで、僕らが来たから仕方なくはじめた感がすごくあってバツが悪いったら。
そんで問題を出題する兄ちゃんが、なんか話下手で、早押しクイズのルールの説明とかよくわかんない。
どうも5問正解で勝ち抜け。1回間違えると1回休みだそうだ。たったそれだけの説明を非常にまわりくどくされたわけです。
で、クイズ開始。
もちろん息子は、クイズどころか何をするかも良くわかっておらず、どう考えても僕が圧勝してしまうのだ。
問題はどれも、バカにされているんじゃないかと思えるような簡単なもの。
(例えば、幕末に活躍した土佐藩出身の志士で、海援隊を作り、薩長同盟の立役者になった人物は?とか)
で、もう殆ど息子に押させて横で耳打ちして回答させてやった。もちろん出題者にはバレバレ。で、あっさり5問正解で、「おめでとうございます。勝ち抜きです」とか言われたんだけど、別に賞品がでるわけでもなく、そこでおしまい。
終わったと同時に、嫌な間の空気が流れたんだけど、出題者の兄ちゃんが「もう1回やりますか?」と気を利かせて聞いてきた。やらんわボケ!とは言わずに、「いえもう結構です。ありがとうございました」と引き上げたのでした。
しかしこのサークルは普段どんな活動をやっているのだろう・・しかも貴重な学生時代をクイズ研究会というどう考えても楽しそうじゃない活動に時間を費やして、、いやそれ以上は言いません・・

・在日コリアン学生サークル
これは失敗だった・・
写真部、美術部、クイズ研究会などのおとなしめサークルのフロアだったので、一通り全部回ってみようと思って考えずに入ったのだが・・
いきなりハングル語があちこちに書いてあると思えば、日本語で「日本植民地時代の歴史」などと模造紙に手書きでこれでもかというくらい日帝時代の記述が・・
あと北朝鮮の名所の写真がチョコチョコ貼られていて、「朝鮮は素晴らしいところです」みたいな記述が・・
それで、まだしも誰か話しかけてきて和気藹々な雰囲気を作ってくれればいいものを。誰もガン無視で、「何しにきたの?こいつら」みたいな雰囲気なんだもの。
滞在時間1分で出てきた。

・筝曲研究会
まーやっぱねえ。こういう和のものが一番無難なんだよねー。年を取ると実にそう思う。子供の学校の文化祭でも、PTAババーのヘンなダンスみるよりか、和太鼓クラブとかが出てきたほうが落ち着くし恥ずかしくなくみれる。
で、筝曲ってなんだ・・?と思って帰って調べてみたんだけど、近世邦楽で、琴と三味線と地歌を用いた演奏だそう。
音楽だけでも三味線と琴の調べは良いんだが、地歌の歌詞などもストーリー性があって面白い。僕も50、60になるころはこういう和の音楽を習ってみたいなーと思っているので、こういうのをみていると少し勉強になって良い。
で、いつの時代も一定数、こういう邦楽をやる学生が存在するのもいいね。やはり世の中、いろいろと面白いことが溢れているけど、和の伝統の担い手はいつまでも一定数いてくれると安心する。
ただ気になったのが、女性ばかりだった。男性部員も2名くらいみたが、ほとんど女性。あと、ああいうのをやる女性って、どうも地味目というかイモコちゃんが多いというか・・かわいい子もそれなりにはいたけど。清楚だがきらびやかな女の子が多い上智にあってちょっと残念な感じ。普段ギャル系、でも実は筝曲やってます、って女の子いたらちょっとカッコイイね。それっぽい子ひとりだけいたけど。って何をみているんだ俺は・・

・哲学科有志(喫茶店)
ここが一番最悪だった。これ書きたくてソフィア祭の日記書いたようなもんだ。
なんでもコンセプトは文学部哲学科の有志で喫茶店やるから、そこに来て哲学を語ろうというものらしい。
まあ多少興味あったのでよってみたんだが、、
まず飲み物がちっちゃい紙コップ1杯で200円もとりやがる。それに僕はコーヒー、息子はアップルジュースを頼んだのだが、放置された上に、コーヒーがなかなか来ない。
とりあえず席に座っていると壁一面に哲学者の絵が張ってある。
で、奴らが自主的に書いた論文「性美学研究会第二論文」なる冊子が置いてあるので、手にとってパラパラ読んでみたんだが。。美少女ゲームだとかAVを哲学的に論考しているっぽく書いているんだけど、さして目新しくもなく、面白くない。
で、やっときたコーヒーは、すでに冷め始めている。
で、コーヒー用意するんなら、砂糖とミルクは?ということになるんだが、
係の兄ちゃん、「あ、ちょっとお待ちください」といって、どっかいってしまった。
で、また放置。
僕らは尿意を催していたので、その兄ちゃんに、ちょっとトイレ行ってくるんで、戻ってくるまで砂糖ミルクがあるかの返事くれ、っていってトイレにいった。
そしたら、「カバン忘れてますよ!」と追っかけてくるし。「それ、トイレ行くだけなので、席取り用に置いてっているんだよ!」って返したんだけど、そんくらい察しろ。
で、トイレから戻ってきても、まだ砂糖ミルクの返事がない。
10分くらい後、ようやく「砂糖はあるけど、ミルクは許可が出ていないのでない」といいにきた。その頃、コーヒーはもはや「ぬる燗」である。「じゃあいいです」というと、「あ、砂糖はありますので持って来ます」という。「いやいいよもう」と返事したのに、スティック砂糖1本持ってきやがった。。
こんだけコーヒー冷めたら、砂糖とけねえだろうが!と思ったが、とりあえず受け取って入れたのだが、今度はマドラーがない。
いや、マドラーがないのは砂糖を持ってきた時点で気づいていたんだけど、あえて何もいわなかった。
砂糖を入れて、そのあと、その兄ちゃんに目で訴える。
気づかない。
カップを持って、指でかき混ぜるジェスチャーする。
気づかない。
横にいた女の子が気づいて、血相かえてとんできた。銀サジ持って。
「マドラーですよね!すいませんすいません」
と何度も謝りながら、銀サジで紙コップのなかをかき混ぜる。
もう冷めて砂糖もハンパにしか溶けていないコーヒーも一気に飲んで、そのまますぐ引き上げたけど、その女の子が帰り際に何度も謝る。かわいそうだなーと思いつつ、生返事で退室した。
いやねー。ちゃんと経営している店じゃないのはわかるんだけど、人から金取っておいてそりゃないだろう。まあ差し詰め、バイトなども満足にしたことのない連中なんだろうけど、ちょっと気がつかなすぎる。
砂糖とミルクについては、当然、コーヒー売るんなら置いておくべきだが、ミルクの許可が出ていないならそれを最初に断るべきだ。だったら俺はブラック飲めないので、ジュースにしていたよ。
あと、砂糖・ミルクがあるかないかの返事だけで10分以上もおかしい。コーヒーはすでに出しているんだから、冷めてしまうことも考慮できないのか。
わざとやっているんなら、もっと悪い。折角興味もって来た人に、嫌がらせする魂胆は最悪レベルだ。
小難しい哲学やってまーす、私たち頭良いでーす!をアピールする以前に、お前ら、人として失格だろー。学生の残り期間、哲学辞めて、ファミレスでバイトしたほうがよほど有意義だ。
しかもあの兄ちゃん。女の子に全部謝らせてたけど、お前男としても失格だよ。何自分の尻拭いをか弱い女の子にやらせているんだよ。。
上智大学の哲学科といえば、全国の大学の中でもかなりレベルの高いところだが、その連中が、このように人として最低限の行動ができないってどういうことよ。
頭でっかちに「性美学研究」なんてやってないで、実践でもっと鍛えろ。そうだ。全員自衛隊でも入れ!と心の中で思った。
すごーーく言いたくなったが、そこで僕が言ったら、単なるクレーマー親父にされてしまうから、あえて何も言わなかった。

と言う感じで面白さいっぱいで、まだまだ書きたいんだが、この辺でやめておこう。
次は11/23〜25の東大駒場祭に行く予定。
これも何年か前に行ったことあるんだが、東大は東大でそこそこ面白いのよ。

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