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2018年10月14日19:22

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切なさの芯

眠りから目覚めたとき

あたりが真っ暗で

しんと静まり返っていたら

どう思う?


普段 目覚めるときは

だんだんと

光が差し込んできたり

動く人の気配や

生活の中の音が

次第に増えていくのを

感じる


それと

まったく違う状況に

ふっ て置かれると

感覚も 判断力も

戸惑い

いつもとは違う

様子を伝える


何だか

訳もなく

切なさが込み上げてくる


よくわからないけれど

そんな時は

その気持ちに

すごく 浸りたくなる


そして

その せつなさの

芯に 触れてみたくなる


静かに目を閉じて

こころの奥のほう

深く 深く

沈み込んでいく...


ぼんやりと光っている

その 塊に

そーっと 手を伸ばして

ゆびさきで

そっと

触れてみる


幼い頃に

周りがキラキラしてて

あったかく包まれていて

嬉しさが溢れていた

そんな記憶が

触れたゆびさきから

今の心の中に

熱く 熱く

伝わってくる


この感覚に

浸りすぎてしまうと

身体中の力が抜け

全てを委ねたくなる

そんな想いに 陥る


だから

普段は 張り詰めた

気持ちのもとで

それを 無意識に

抑え込んで

いたのかも しれない


切なさって

きっと

もう二度と

戻ることが出来ないと

解っているものへの

強い憧れ

なのかもしれない


非日常な きっかけに

思いがけず 触れたとき

戸惑いの中で気づく

そんな

切なさの

芯に

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