穴組

お客さんを連れて接待で東京。金曜土曜。
会社の施設を見学して夜は座銀でまあまあまあ、おーとっと とかいうやつ。
でも、お客さんの提案で春日部の穴。
普通にそっちのが面白い。
うーん判っていらっしゃる。ショールームなんかよりそっちのが。
急遽行き先変更で春日部へ。
っていうか、どこよそれ。春日部？しんちゃんの所？
越谷の向こう？群馬？未踏の地？
試される大地？みたいな。
えんえん１時間知らない電車に乗って、野田線？なにそれ。
春日部で降りてタクシー。田んぼ？あ、人が居る。町だ町。
着いた。大きな川の横。ほほう。大き目のポンプ場ですか。
受付のお姉ちゃんに申し込む。大人３名お願いします。
いえ、平日の昼間っからですが、怪しいものでは有りません。
ただの穴好きの好事家ですと言い訳。
他の知らない穴仲間と10人ほどで階段を下りる。
毛唐の人が２人で残りが年寄り。
はっ、にわかが。
シールド工法と上総掘りの違いも判らん小僧の来るところじゃねえ。
と勝手なことを思いながら底へ着く。
ふむ、生臭くないのね。川底の匂いを期待したのだけれども、
聞くとヘドロは掃除をしているそう。
うーん、どうなんだろ。きれいなのは良いのだけれども、
流されてきたフナとかその辺でぴちぴちしていて欲しいし、
土左衛門とかも九相図みたくなっていて欲しいが余計なことは言わない。
30分ほどで穴から出て、ちょうど来た良くわからないコミニュティバスに乗って
よくわからない駅から座銀へ着いて鉄板焼き屋へ。
会社の人に手配を頼んで鉄板焼きと言われて、接待でお好み焼きは無いだろうと
思ったけれども、ヒゲの長いエビとかアワビとかが美味しかったけれども、
ビールが不味かったので、御徒町のキリンシティへ行って飲み直しで、
夜は秋葉のホテルでなんだか、いつもの出張と変わらなくて、
こんなんで良いのだろうかと思いながら、次の日の朝は富士そば。
初日の昼は秋葉の立ち食い寿司で、最初から詰んでいたのだなあと思う。
明日はイカ釣り。