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2018年09月17日20:55

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岳南鉄道1

岳南鉄道1

その日は
下部温泉の源泉館に宿泊の予約を入れていたのです。
ところが前日の午後から雨が降り続き、

当日の朝になっても自宅前の路面はビショビショ。
これではオートバイでは行けないと断念し、
急遽、予定を変更して電車で行くことにしました。

拙宅の神奈川県から
山梨県の下部温泉へは
東海道本線で行くか中央本線で行くかの2択になります。
今回は、小田原から東海道沿いに行くルートを選び、
JR小田原駅のみどりの窓口で切符を購入しました。

小田原〜下部温泉は114kmで1,940円でした。
と云う事は、ギリギリで100kmを超えている訳で
ひょっとして途中下車が自由にできる?
窓口で確認すると、汝の云う通り。との回答。
時間はたっぷりある事だし
以前からチョット気になっていた岳南鉄道に
寄り道してみようと考えました。

オートバイのツーリングでも云えるのですが、
来た道をそのまま引き返すのは
とても損をしたような気分になるのです。
ドン着きは嫌。何としてでも一筆書きで通り抜けられなくては。

そこで、今回は東海道本線の東田子の浦で途中下車して
徒歩で岳南鉄道の終着駅の岳南江尾(えのお)を目指します。

東田子の浦駅を出て東海道線の下をくぐり
内陸に向かって進路を取れば
いずれ新幹線に当たるので、その脇を走っている筈です。

途中の中古車屋にはマツダの三輪車が置いてありました。懐かしい。
水路と田んぼがつづく道を小雨の降る中
ひたすら歩きます(真夏の炎天下でしたら危険です)。
こんな処に電車走ってるのかい?

すると遠く山の裾沿いを横断していく新幹線が見えました。
ちょっとホッとしました。

その後、新幹線のガードを潜っても鉄道が見当たらず
地元に方に道を尋ねて漸くたどり着きました。岳南江尾駅です。

なお、庭で家事をなさっていたマダムに駅を訪ねた際に
親切に道を教えて頂いた最後に
 電車に乗りに来たの?
 楽しいから是非乗って行ってくださいね!
と笑顔で云われた時は
ちょいと恥ずかしかった事を白状しておきます。

さて、ここは終着駅ながら無人駅の様です。
それから呼称は「岳南鉄道」ではなく「岳南電車」なのですね。
敷地内に入ると屋根付のホームがあって
おばぁちゃんが2人、カメラを持った青年が2人。

駅名標には
がくなん えのお
この先に駅はないという事で、流れ星の絵とは泣かせるねぇ。
おまけに「富士ひのき使用」とある。抜かりない。

さて、遮断機の音が鳴ると向こうからオレンジ色の電車が近づいてきた。
湘南型の様な2枚窓の電車。
ん?なんじゃ、ありゃ?
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