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2018年09月02日21:28

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“準備期間短すぎる”に反対相次ぐ IT専門家

本日開催された、「サマータイム導入におけるITインフラへの影響に関するシンポジウム」に参加して来ました。先日「サマータイム実施は不可能である」というスライドを公開して話題になった上原哲太郎先生が、モデレーターです。

NHK NEWS WEBの記事にもなってますね。(おおっと。小さくだけど冒頭で背中が映っとるがな。)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180902/k10011604931000.html
[“準備期間短すぎる”に反対相次ぐ IT専門家]

参加した人はほぼIT技術者かその周辺なので、「2020年開始? 無理に決まってんじゃん」という意識は最初から共有できてたようで、擁護論は聞かれませんでした。(袋叩きを恐れただけかも知れませんけど。)

シンポジウムの進行ですが、パネラーさんからの「こんなところにも対応が必要だよ」といった事例紹介とか、参加者の皆さんへ「ウチは2020年までに対応完了ムリって話ありますか?」と呼びかけて事例を教えてもらうとかに、かなり時間を割きました。

その一つとしてNHKさんが取り上げた全国の地震計の話もあったんですが、記事ではなんか「深刻な問題提起」として取り扱っている印象に見えますね。あくまで興味深い事例の一つとして挙げたまでなので、誤解のないように。

せっかくなので地震計について補足しておくと、「山岳とか渓谷の橋梁といった険しい場所に設置してあるんで、サマータイムへの対応措置が要るとなったら、機材を交換するにしても、中のソフトウェアを書き換えるにしても、現地に赴くのが大変だよ?」ということらしいです。

なんでもこの地震計、時計はGPSで補正してるんですが、気象庁にデータを送る際、時刻は日本標準時で表現する仕様とか。必ず標準時で送る仕様なら、そのまま運用を続ければ問題ないかも? いや夏時間に対応してしまってる機種もあるかも? それは調べてみないとなんとも...みたいな話でした。

全体的には、笑いどころの多い会合でした。まあ、こんだけ技術者が集まって、別に真剣に講義を受けたり、提言をまとめるってな性格の集まりじゃなければ、自然とそうなりますわな。とても楽しかったですよ。

個人的には、パネラーの楠正憲さんが仰ってた「夏時間に対応できない (できていない) のは、危険かつ (IT技術者や産業界として) 恥ずべきこと」という言葉が印象的でした。欧米の開発者が、漢字を正しく扱えないのと同じだ、と。う〜ん、そうは言ってもなあ。
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