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2018年08月22日21:23

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スーパーボランティア尾畠氏 東京五輪で“政治利用”の懸念

 一躍時の人となった、「スーパーボランティア」こと尾畠春夫さん(78)。山口県で行方不明となっていた藤本理稀ちゃん(2)を発見して以来、英雄扱いだ。「ボランティアは人を頼ったり、物をもらったりしちゃいけない」「自己完結、自己責任」――。尾畠さんの言動が世の中から称賛されている一方で、政治利用されるのではとの懸念が出てきた。

 その心配の種が、人手不足が予想される東京五輪のボランティア募集。約11万人のボランティアを集めるため、東京都は約4000万円をかけ、人気女優の広瀬すずを起用した募集動画を制作。来月下旬からテレビCMとして放送する予定だ。また、全国の大学で説明会を開いており、ボランティア活動を紹介したチラシを30万部配布するという。文科省とスポーツ庁も先月、五輪期間中の授業や試験日程を変更できる旨を全国の大学に通知し、大学生のボランティア参加を暗に働きかけている。

 政府と都は「ボランティア募集」にはカネをかけるのに、有償でスタッフを雇う気などサラサラない。それゆえ、見返りを求めないボランティアの鑑と称賛される尾畠さんの言動に、“利用価値”を見いだしてもおかしくない。実際、一部の芸能人などが「尾畠さんに国民栄誉賞を!」と叫ぶ一方、ネット上では、<(組織委が)尾畠さんを無償奉仕の象徴的存在として祭り上げそう><(尾畠さんが)東京五輪のボランティア募集活動に利用されそう>などと不安視する声が出ている。

「ブラックボランティア」の著者で作家の本間龍氏がこう言う。

「例えば、尾畠さんが、全国で行われているボランティア募集の説明会などに引っ張り出されたとしたらおかしな話です。行政がそういう動きをしたら、全力で阻止しないといけません。そもそも、ボランティアは参加者が自発的に行うものなので、行政が懸命になって集めること自体、違和感を覚えます。尾畠さんの活躍は喜ばしい話題として報じられているので、まさか利用するなんてことはないでしょうが」

 リオ五輪の閉会式にマリオで登場したり、人気者とみるや国民栄誉賞を乱発したりする安倍首相のことだ。油断はできない。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/235829
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