下記は、2018.8.2 付の産経ニュース【浪速風】です。
記
1988年のソウル五輪のボクシングで、不可解な判定で敗れた韓国のコーチがレフェリーに殴りかかった。観客も怒って騒乱状態になった。「五輪に汚点」と報道されたが、関係者からは「やっぱり」という声が聞かれた。審判委員長による自国選手への露骨な身びいきが噂されていたからだ。
▼助成金の不正流用などで告発された日本ボクシング連盟の山根明会長にも、身びいき判定の疑惑がある。テレビで試合の映像を見たが、ダウンした選手に勝利が告げられ、会場は「エーッ!?」という驚きに包まれた。特定の選手を勝たせるよう、山根会長から圧力があったとされる。
▼連盟は「審判に対する不信をあおるもので、容認できない」とするが、リング外で勝敗が決まるのでは、真剣に戦う選手はたまらない。日大アメフット部の悪質タックルや女子レスリングのパワハラ問題など、スポーツ界は不祥事続きだ。閉鎖的で前近代的な体質を一掃しなければいけない。
http://www.sankei.com/west/news/180802/wst1808020048-n1.html
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