杉田水脈という議員

”何々性”というのは、あるものの水準を、他のもの、あるいは同じもののべつの時期との比較で、数値で表示する抽象概念である。
A工業のx商品の１７年度の生産性はB工業より低い、あるいは一作年より昨年は、２．３ポイント低かった、というように。
だから、「生産性」が高い、低い、あるいは平均に対して良い、悪いとはいうが、生産性がない、とはいわない。
生産性とは、有無を表示する絶対値の概念ではないからである。
どうしてもそれをいいたいならば、「生産の能力がない」だ。
このように、性、率、能力の違いを分からないということは、単に言葉の知識がないのではなく、論理というものをまったく理解していないということだ。
いい歳をしてこんな初歩的な理解や知識も持っていないようでは、この杉田水脈とかいう議員の、国立だという出身大学の知的レベルは、推して知るべし。
誰かがいうと思ったが誰もいわないので、くだらない指摘だが、しておく。