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2018年07月28日10:11

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クライマックスフェイズのトラブルと解決のコツ(ふぃあ通2018年7月の「鈴吹太郎のGM講座」まとめ)



FEARが毎月配信しているWEBラジオ「ふぃあ通」(http://www.fear.co.jp/radio/fearradio.htm)に「鈴吹太郎のGM講座」というコーナーがある。
鈴吹社長が講師となり、きくたけ先生やゲストの方を交えてGM講座をするコーナーだ。

今月のテーマは「クライマックスフェイズ」。
ゲストの久保田ゆーら先生を含めた3人が、
それぞれ「よくあるトラブル」と「その解決策」を披露してくれた。

トップバッターはきくたけ先生。

きくたけ先生「TRPGは苦戦しても、勝ってほしいのGMの本音」
きくたけ先生「でもボスのクリティカルとかで、PC1が即死してしまう『不慮の事故』がある」
きくたけ先生「そんなときどうするか?」
きくたけ先生「やりなおさない。動じない。堂々とやる」
きくたけ先生「想定通りにいかないときも同じ」
きくたけ先生「不安そうな顔をみせずに、動じないふりをする」

二番手は久保田ゆーら先生。

ゆーら先生「戦闘前に回復とかを『うっかり忘れてしまう事故』」
ゆーら先生「クライマックス前に必ず休憩を入れる」
ゆーら先生「それによってうっかり事故はほとんど防げる」

最後は社長。

社長「クライマックスは大抵ラスボスと対面する」
社長「そして大抵会話が始まる」
社長「このときに『これから君たちが戦う敵はクズですよ』と演出すると盛り上がる」
社長「ミドルに出た手下を殺すとか、こいつをぶっ倒していいんですよ、という演出をする」

最後に社長がもうひとつ。

社長「戦闘前に会話してるとあるPLが『この会話中に、敵の背後に回っていいですか?』と言ってきた」
社長「もちろん普通に会話したい人もいるので、会話も背後に回るロールプレイも両方許可した」
社長「そして戦闘開始時、『背後に回ったあなたは、【背後に回った相当の同じエンゲージ】で開始します』と宣言」
社長「ロールプレイによってゲーム的に有利にはしない」
社長「ただ、その背後に回ったPCが攻撃したときに必ずこう言う」
社長「『貴様、いつの間にそんなところに?!』(笑)」
社長「そうすると、そのPLもほぼ満足してくれる」
社長「もし、ゲーム的な有利にしてしまうと『会話せずに即攻撃』が最も有利になってしまうこともある」
社長「それが楽しいこともあるし、楽しくないこともあるので、演出によりゲーム的な効果は変化させない」


まとめは以上かな。
やはりゲームによらないクライマックスフェイズテクニックというとかなりふんわりした感じになるよね。
ゲームによらないと言いつつもきくたけ先生のは無限クリティカルの発生しやすいセブンフォートレスとかナイトウィザード寄りだし。
社長の「戦闘前に会話」ってのもNOVAが意識されたし。
ゲームの要であるクライマックスフェイズがゲームに依存するのは当然だよね。

個人的にはゆーら先生が仰っていた「休憩の大事さ」を強調したい。
フィロスも昔は開始から終了までぶっとおしでセッションやるのが大好きだった。
公式コンベンションとかでプロGMと一緒に遊び、ほぼ100%休憩が挟まれるのを経験してから考えが変わった。
2時間以上のセッションなら必ず休憩は挟んだほうがいい。
人間の集中力は90分しか持たないという学説もある。
それならゲーム中にPLの限界によって集中が切れてしまうよりも、
GM側から意図的に「今は集中をしなくていい時間ですよ。10分後にもう一度集中してくださいね」という時間を作る方がいい。
これはゲームによらず、必要なことかなーと。


さて、次回は「エンディングフェイズ」。
今回のクライマックスフェイズが1回でしたが、エンディングフェイズも1回で終わりの予定とのことです。
その先は予定では「各ゲーム別の各論」を始めるとのこと。
今のうちから、自分の好きなゲームで起こったトラブルとかを送っておくと、取り上げてもらえるかもしれませんね!

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