〜ウッディ・アレン監督がケイト・ウィンスレットを主役に迎え、1950年代ニューヨークのコニーアイランドを舞台に、ひと夏の恋に溺れていくひとりの女性の姿を描いたドラマ。コニーアイランドの遊園地内にあるレストランで働いている元女優のジニーは、再婚同士で結ばれた回転木馬操縦係の夫・ハンプティと、ジニーの連れ子である息子のリッチーと3人で、観覧車の見える安い部屋で暮らしている。しかし、ハンプティとの平凡な毎日に失望しているジニーは夫に隠れて、海岸で監視員のアルバイトをしながら劇作家を目指している若い男ミッキーと不倫していた。ミッキーとの未来に夢を見ていたジニーだったが、ギャングと駆け落ちして音信不通になっていたハンプティの娘キャロライナの出現により、すべてが大きく狂い出していく〜 <映画.comさんより>
日本版ポスター
英語版ポスター
この作品を一言で表すなら
「人生は観覧車。乗るタイミングと降りるタイミング。早すぎても遅すぎてもそれが人生」
途中思ったのがのが「これ本当に、W・アレン監督作?始まってから全く、クスリとも笑ってないし、いつものユーモアやオチャラケ、皮肉とかまるでなくない?」
結局最後まで、今作では、そういう感じはありませんでした。
かと言って、退屈だったかと言うと、そうでもないんです。
まず、全体色がカラフル!撮影は、名匠ヴィットリオ・ストラーロ(観賞後に知りました)
ポスターの絵の如く、この一家が住む部屋には、遊園地のライトが差し込むんだけど、それが、ジニーの感情表現にわかりやすく使われていました。
脚本は、ジニーの筋がしっかり出来ていて、まあ、自分の年齢的にも(笑)、即、感情移入。
息子のリッチーの火遊びは、母親の’火遊び’とつながっているわけですが、どちらも満たされない想いに溢れてましたね。。。
ジニーがキャロライナを助けようと電話する場面が・・・いやあ、怖かった。
ケイトの生々しい演技がとにかく圧巻。元舞台女優っていう設定がところどころでフムフムと。
キャロライナ役のジュノー・テンプルはチャーミングで魅力的で好きなタイプの女優さん。
ハンプティ役の俳優さんはジョン・グッドマンに見えてしょうがなかった(^-^;
諦めと虚しさが漂うエンディング。明日も、これからも、観覧車は同じように回るのだろう・・・。
面白くなかったわけじゃないけど、どこか物足りずの3つ☆
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