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2018年06月22日17:39

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ドクターイエロー引退しません 3代目、20年度も運行

■ドクターイエロー引退しません 3代目、20年度も運行
(朝日新聞デジタル - 06月22日 16:50)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5167781

この記事をどう読んでも意味が分からない。だから、どうしたというのが最強の返し言葉だと聞いたことがあるが、だから、どうしたと言えるのは相手の意味が理解出来る場合だ。この記事の意図は理解できない。嫌味の朝日とは、まさにこういう記事の事だ。

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走りながら架線や線路を点検するため「新幹線のお医者さん」と言われる、ドクターイエローが2020年度も運行を続ける。

*「運行を続ける」が記事になる以上、運行を停止するが前提にないと行けない。たとえば、原発が40年を超えても運用を継続するなら記事になる。

JR東海が22日、株主総会で明らかにした。19年度末に引退が決まっている東海道新幹線700系をベースに製造されており、引退の時期に注目が集まっていた。

*700系をベースにしているから、なぜ同時に引退するのか、走行時間も距離も違うんじゃないかという気がするのだが。仮に毎日走行しているとしても、重量も違うし、走行速度も違うだろう。

*700系はすでにこだまで利用されているし、耐用年数というよりは、後継車輌であるN,A型の数量が足りてきたので廃止するという意味合いが強いのではないか。JR西では今後も走行するのだし。

 「700系の引退に合わせドクターイエローも引退するのでは」と株主が質問すると、JR東海側は「700系が営業を終えた後もドクターイエローは検測を続ける」と答えた。

*質問するのはいいし、今後も使用するというのも別に違和感はない。こういう質問がありました。こう回答されました、だけでも十分にニュース記事になるはずだが。

 現在は3代目で、2001年に登場した。鮮やかな黄色い車体などからファンも多い。

*ドクターイエローの人気はその機能性、存在意義、希少性だと思うな。黄色でなくても人気が出るはずである。

 現在、営業車両の9割を占めるのは、700系の機能を向上させたN700系とN700A。N700系の一部に点検機能をつけたが、より精度の高い点検にはドクターイエローが必要だという。(山下奈緒子)

*どうもこの山下という記者は、700系の引退でドクターイエローも引退すべきではないかという方向に誘導したがっているように読める。この最後の書き方には注目すべきだ。

*「必要だという」という書き方は伝聞であって、そりゃJR東海からの伝聞には違いないが、そんなこと言えば、新聞はすべて伝聞である。すべての文に全部、「という」と付ける気があるのかという話から、この伝聞調にある意味があるのは明白である。

*必要だという、と書いた場合、記者は当然、必要じゃないと書きたいわけで、ポジティブによってネガティブを連想させるのは、彼ら/彼女らの常套手段である。

*その補完としては、その前の文章で「〜が」と逆説で繋げている事を挙げよう。「〜であるが、〜と言われている。」この形式の文章では、前節に一般論を述べ、後節に相手の主張(伝聞)を記載する。断言しない以上、断言しない理由があるはずで、印象的には、記者は疑問、反論を持っているとサジェストされる。これは暗示なので意識しないままだと、それを正として受け取る、または刷り込まれることになる。

*新聞社はこういう技法に長けており、かつ、狡猾である。そのため、この記事がどういう意図で書かれているか、そのために分からなくなっている。ドクターイエローをいつ引退されるかなど、朝日新聞の技術も分からない素人に指図される必要はない。もしドクターイエローが無理して使用され危険だと思うなら、その通りに書けばよい。そのまま書けばいいんですよ、は誰の言葉だったか。

*こうやって全国区で恥を晒す記事を書ける厚顔が羨ましい。そういう逞しさは、朝日新聞という小さなコミュニティの中にいるという安心感によって支えられているのではないかと、思ったりもする。

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