インターネット回線は災害に強い、だからLineやSkypeなんかは通信の途絶が少ない。だって、Eathernetそのものが、ソ連からの攻撃によって軍事通信回線を切断されて通信が途絶することを防止するためのものだからだ。当時はAlpanetと呼ばれ、電話回線に通信信号を乗せてどこかが途切れても自動的にどこかを迂回して通信が途絶しないことを目的に開発された。そうしてできたのがAlpanetだった。これを、従来は各々の大学で個別に構築していたデータベースをお互いに利用することを思いついた。それぞれの大学が電子化している書籍を分担すれば何千倍の高率になる(今まで各学校が1,000冊を入力していたものが1,000校なら1冊ずつ入力すれば済む)こうして学校から利用が広がったAlpanetはやがて個人でも使えるインターネットになった。
だから、災害が発生して電線が切断されてもどこかがつながっていれば通信は途絶しない。電話は交換局どおしは迂回できるけど、交換局から電話機までのどこかが切れるとつながらなくなっちゃう。
さて、そんな便利なインターネット回線も光ファイバーやADSLプロバイダとの契約がないとつながらない。一般的なWiFiも、docomo、Softbank、auなどのキャリアとの契約が必要だ。一部 観光地や商業施設には、無料WiFiもあるけど住宅地域ではみない。
そこで、災害発生時にはこれらキャリアの提供するWiFi環境を開放するシステムがある。
それが「00000JAPAN」だ。スマホやタブレット、無線LAN対応のPCで電波を探して「00000JAPAN」を見つけたら、パスワード無しで接続できる。
提供するのは、携帯のキャリア3社が共同で運用しているようだ。
SSIDのあたまが「0」で始まるのは電波のリストで最初にくるようにするためだ。
駅やコンビニをはじめ、避難所や給水所などでも使えるところがあるのでWiFiの接続先を探ってみてほしい。「00000JAPAN」を見つけたら、自由に使っていい。
この電波が出ている間はしばらく使える。
今は…駅にはJRや私鉄の無料WiFiがあったり、コンビニでもほとんど無料のWiFiが出ているけどね。ここのところは、突っ込まないでほしい。
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