■栃ノ心が新大関 ローマ字で覚えた口上「力士の見本に」
(朝日新聞デジタル - 05月30日 09:29)
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この五月場所を13勝2敗の優勝次点で終え、直近三場所を37勝8敗、うち優勝一場所、優勝次点一場所と言う抜群の成績で大関昇進を果たした栃ノ心の伝達式が行われたようですね。口上では「親方の教えを守り、力士の手本になるように、稽古に精進します」と、シンプルな内容の言葉で使者を迎えたようですが、休場明けだった横綱白鵬の衰えが目立ち、場所への復帰の目処がいつになっても立ちそうにない横綱稀勢の里に加えて高安、豪栄道の両大関も休場と上位陣の不振が目立つ中、力強い相撲で白星を重ね、ワンチャンスをしっかりモノにして春日野部屋としては56年ぶり(後に第49代横綱となる栃ノ海、栃光の同時昇進以来)と言う大関昇進を果たしたこの力士への期待はいやが上にも高まっているようですね。
とは言え、栃ノ心と言えば5年前の七月場所で徳勝龍戦(栃ノ心が勝利)での右膝前十字靱帯断裂、右膝内側側副靱帯断裂の大怪我で休場が続き、翌年の三月場所では西幕下55枚目まで番付を落とすほどの重傷となりましたが、4場所ぶりに土俵に復帰して7戦全勝で復活、続く五月場所も西幕下6枚目で7戦全勝の連続優勝、7月場所で十両に再昇進、その場所で十両二場所目だった逸ノ城を決定戦で下して優勝(13勝2敗)、続く九月場所は西十両5枚目の地位で15戦全勝での十両優勝、幕下から4連続優勝で再入幕を果たす怒涛の復活劇が印象に深く、この「地獄を見た男」な一面がこの力士を強くしたのではと思いますね。
怪我をする前には素行で問題を起こしたこともあったようで、ローマ字で覚えたと言う伝達式の口上にはその頃の経験もあって、と言う意味もあるのかも知れませんが、この稀代の「苦労人大関」に、さらに土俵を盛り上げて欲しいと期待したいと思いますね。
ただ、年齢は既に30歳であり、右膝には古傷を抱える身。「新旧交代の核」としてまで望むのはちょっと酷かも知れないなとも思います。ワンチャンスをモノにした勢いはあるとは言え、「第73代横綱」にまで期待して良いものか、と言うところだと感じますが……。
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