続きました。
◆1日目
10:45/沢渡駐車場着、タクシーに乗り換え⇒11:30/上高地バスターミナル
(標高1505m)着(吹雪のためここでしばらく停滞)⇒12:20/上高地を出発、登山
開始⇒13:05/明神(ここで13:30まで小休止)⇒14:15/徳沢(標高1562m/ここで
14:40まで小休止)⇒14:55/新村橋⇒15:35/横尾(標高1620m)到着、横尾山荘に
チェックイン
【初めての沢渡】
さてさて、当日。色々検討した結果、当初は自分が車を出す予定だったのですが、結局HGさんが出すことに。朝は今回初参加のGOLFさんと一緒に始発でピックアップ場所の南武線矢野口駅へ。ここでHGさんに拾ってもらう。HG号はこの3人。梅さん号にはO野夫妻とOG原さんの4人が乗車。待ち合わせは沢渡駐車場に11時。なお前日は日程が1日短くなってしまった＆雨ということで、自分とHGさんで無理やりGOLFさんを連れてクライミングジムに行っておりました。途中、若干の渋滞はあるものの、ほぼ予定の時刻で沢渡駐車場に到着。意外かも知れませんが実は自分、沢渡駐車場は初めてなのですよ。上高地は都合4回行ってますが、全部直通のバスなので沢渡で乗り換えるのって今回が初めて。こんな大きい駐車場だったのね。これ、止める場所が離れると合流できなくなるかも知れないくらい広くてびっくり。車から降りてあまりの寒さにソフトシェルとレインウェアを急いで着込む。気温は7℃くらいか？下界より20℃近く気温が低い。
各人準備を整える。今回最初から北穂アタックは無しのプランですが、せっかく買ったピッケルをどうしても使ってみたくて、荷物になるのは覚悟で持って行くことに。ヘルメットは邪魔になるので置いていくか迷ったのですが、やっぱりヘルメット無しでピッケルだけ持参しても絵的に変なので、これも持って行くことにした。梅さんに至っては涸沢までならアイゼンすら不要とのことで超軽装ですわ。
・自分/OG原さん⇒アイゼン・ピッケル・ヘルメット
・HGさん/GOLFさん⇒アイゼン・ピッケル
・O野夫妻⇒アイゼンのみ
・梅さん⇒冬山装備は何も無し(全部車にデポ）
全部で7人なので、「ジャンボ」タクシー1台で行くことに。駐車場を出発すると、雨がパラパラ降り出し、あっという間に霙になった。予報では今日は晴れるはずだが、山の天気はホント難しい。
【吹雪の上高地】
釜トンネルを抜けるといきなりフロントガラスが真っ白になる。なんと、外は吹雪！それもかなりの猛吹雪！！うーわマジかよ！下界じゃ30度前後の気温で夏みたいな陽気なのに、上高地はまさかの吹雪とは！タクシーを降りたら取り合えず荷物を抱えて屋根の下までみんなでダッシュ。しかし吹雪いているため全然雪除けにならない。一旦屋内に避難しよう、とビジターセンターに移動。中は観光客と登山客でごったがえしている。時間もちょうどお昼なのでここで昼食を取ってから移動開始しよう、ということになりバスターミナル2Fの食堂に移動するも、とてもじゃないが中にすら入れないくらい人で溢れかえっている。ここでこの時間に食事は無理と判断、明神まで歩いてお昼は明神館で食べることに決定。再度ビジターセンターに戻り、各人身支度を整える。
ここへきて早速ヘルメットとピッケルを置いてこなかったことを後悔する。どちらもザックに外付けなので、レインカバーが被せられないのだ。とは言え、ザックの中の物の大半を外に出して着込むので、ヘルメットはザックの中にしまい、ピッケルは取り付け位置を微妙にズラすことで何とかザックカバーを被せることが出来た。寒いのでソフトシェルはそのまま。レインウェアの上下を着こみ、更に足にはロングゲイターを装着。インナーグローブを着け、その上からレイングローブを着ける。視界確保のため、キャップを被り、その上からレインウェアのフードを被る。さらに吹雪いたらバラクラバを被るつもりで、ザックの取り出しやすい位置に配置。
準備完了、いざ、出発！
いやー、まさか5月に吹雪の中を歩くことなるとは思ってもいなかった。準備段階で梅さんからは「暑いよ！Tシャツでも十分。服装？そんなの夏の装備で全然OKよ！」なんて言われてたのですが、全員ちゃんと防寒装備を用意してきているのは流石ですね(ってか登山やるんだから、当たり前ですが)。
上高地を出発すると樹林帯に入るので、風はバスターミナル程酷くはない。風も止んだり吹いたり、雪も降ったり止んだりで、フードを被ったり脱いだりしながら歩を進める。いつも通り明神には1時間弱で到着。さて、少し遅くなったが昼飯にするか、と思いきや明神館も観光客と登山客でごった返しており、相当並んで待たないと食べられそうにない。よく考えたら上高地から横尾までは普通の観光客も大勢いるんですよね。ここで無理して食べるよりは早めに横尾について早々に飲み始めた方がいいだろう、ってことで結局お昼は食べないことに。各人適当に行動食をつまんだら徳澤に向けて移動開始。さすがにお腹が空いてきた。徳澤にもいつも通りの所要時間で到着。ここで昼を食べるかとても悩むが、この変な時間にしっかり食べちゃうと夜が食べられなくなってしまうので、売店で大福餅だけ買って我慢する。
徳澤から横尾までは冬道、つまり河原の上を歩いて行く。夏道は除雪されていないので、歩けなくはないが歩いている人はほとんどいない。梓川を左手に見ながら河原を歩いて行く。遮蔽物が無いので風が強い。雪が顔に当たって冷たい。写真撮影のために途中、何度か立ち止まるが、動かないでいると手の先が直ぐに冷えてくる。鉛色の空は雲が低く、明神岳も前穂高岳も上の方は完全にガスの中だ。ほどなくして本日の目的地、横尾に到着。時間はちょうど、チェックインが可能になる15時を回ったところ。さっそく手続きを済ませて横尾山荘に入る。7人なので予想通り、二段ベッドの8人部屋を借り切ることが出来た。ジャンケンで負けたのでベッドは上の段になってしまったが、まあたまにはいいだろう。
荷物を置いて自分は先にお風呂へ。風呂入らない人は早速酒とツマミを持って外部利用者向けの食堂に移動。ひと風呂浴びてサッパリしたら、自分も酒盛りに参加。みんなとにかく色々と酒や食い物を持ってくるので、トランプでいう大貧民ではないが、手持ちのアイテムをいかに先に使い切るか。残ると翌日、背負って山に登らないといけなくなるのでね。自分は予定通り本日消費予定の持参品は全て消費してもらうことが出来ました。途中、一服しに何度か外に出ると、吹雪は収まり晴れ間が見える。これは明日は晴れそうだ。しばらく飲み食いしたら夕食の時間。食後、一服しに外に出ると星空が！おー、これは完全に晴れたな！その後もみんなは更に飲んでいた様ですが、自分は知らぬ間に寝てしまいました。
その��へ続く・・・。
■写真解説
�〆２鵑了街圓念貳屬竜淌个�ここ。本谷橋から夏道に入ってすぐの所です。結構高度感ありました。自分はストックで登りましたが、ピッケル使っている人もいました。
�∈２鷭蘚蠧�の10本爪アイゼンとピッケルです。
�Ｅ喘罎猟簑攵貊蠅�ら少し外れた所で、ピッケルを初使用！
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