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2018年05月13日20:18

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映画「ホース・ソルジャー」

一昨日のレイトショー、TOHOシネマズ泉北で鑑賞。
実話を基にした戦争アクション!

クリス・ヘムズワース
「ホース・ソルジャー」12 Strong  

2001.9.11にアメリカで起きた同時多発テロ。
そのニュース報道を見て心動かされたミッチ・ネルソン大尉は、
12人で部隊を組み、アフガニスタンに行く。
そこでドスタム将軍率いる反タリバン勢力と合流し、
共同作戦でタリバンのテロ集団がいる拠点へ制圧しに行くのであった。


つい最近鑑賞した「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」
数多いヒーローの中では、クライマックスでカッコ良かったソー。
ハンマーから新たな武器ストームブレイカー(斧)を手に登場した時は最高だった。
そんなソーを演じたクリス・ヘムズワース。
今度は超人でなく生身の人間で。
武器を銃に持ち替え、馬に乗って颯爽に戦う!

そんなクリス・ヘムズワースの主演作が、「インフィニティ・ウォー」と同時期に公開中。
もちろん、彼が主演だし実話戦争物と言う事で観に行った。

最近は多い実話物。
これが9.11同時テロが起こした戦争映画と聞くと、
観る前は、社会派なメッセージを盛り込んだ堅い作品だと思ってた。



が、しかし!

そんな予想を遥かに上回った、

戦争アクション活劇だった!



いやぁー、これは予想以上に面白かった。
実話でも登場キャラも実在の人たち。
しかし、そんなノンフィクションな内容ながら、良い意味でフィクションかと思うほどの面白さだった。

発端となる9.11テロのニュース映像を見て心動かされた主人公。
軍での立場を押し切り、12人の部隊を結成。
現地への降下シーンからもうゾクゾク物。
ドスタム将軍率いる反タリバンの解放軍との共闘。
険しい立地条件での戦略。
予期せぬピンチに遭遇しながらも敵の本拠地へ。

もう、戦争アクションとしたら脚本的にも見事だったし、
アクションシーンが半端無く凄くて迫力満点。
久々に良く出来た戦争アクションを観れたのが凄く良かった。

凄かったのは爆破シーン。
最近の映画では最も爆破シーンが多い映画ではないかと思うほど。
敵地への空爆シーンなんて、本物以上?なほどのド迫力。
全編、爆破に次ぐ爆破で凄かった。

物語の設定や展開が、割と古き良き頃の戦争アクション活劇を思わせたのも面白かった大きな要因。
私からしたら、プロット的に「七人の侍」「荒野の七人」のような感じにも思えた。
やはり馬に乗って戦う所なんて西部劇な面白さがある。
また、結構渋い所で99年の作品「13ウォーリアーズ」に近い感じにも思った。
その「13ウォーリアーズ」もそうだったが、
国も文化も風習も違う者達が、戦って行くうちに次第に芽生えていく友情や絆の熱い男のドラマだった。


そう、この映画は男のドラマでもある。


ドスタム将軍が最初にアメリカ兵に出会った時のシーン。
アメリカ兵の目を見て、
「人を殺した目だ」
しかし、実戦経験が無い主人公ネルソンにはそうではないと瞬時に見破ってしまう。

「俺は兵士ではない。戦士だ」
と語り合うドスタム将軍とネルソンや、
何のために戦うのか?
そんな戦場に置かれた者たちの思いがドラマ的にも描かれてるのも良い。
そういう辺り、さり気なく描いてるようで、所々に思い返すほど印象に残るドラマがあるのが熱い。

思うんだけど、政治や社会的背景をそんなに押し出さなかったのが、
この映画の良さだと思う。
戦場へ行く前、兵士と家族との心境の描き方がまたいい。
そしてラストもほろっとさせる。


監督はニコライ・フルシー
デンマーク出身でこれが劇場映画デビューのようだ。
しかし、これがデビューと思えない演出ぶりで良かった。
以前はCMを作ったり、紛争地域の報道写真家だったという。
その写真家の経験が、迫力ある爆破シーンに戦闘シーンが表現できたのではと思う。

製作にはジェリー・ブラッカイマー
このスケール感はブラッカイマーらしさもあった。


他のキャストでは、

ハル・スペンサー准尉のマイケル・シャノン
今年は何と言っても「シェイプ・オブ・ウォーター」での悪役は最高だった。
そんな強烈な個性で強面のシャノン、今回は味方側。
そういえば、「人を殺した目だ」と言うドスタム将軍がアメリカ兵と出会ったとき、
真っ先に抱擁した相手がシャノンだった。あの目はいかにもそんな目をしてる(笑)

サム・ディラー役のマイケル・ペーニャ
ペーニャで戦争物なら「フューリー」があった。
過去作見ても、主人公を支える良い脇役をやらしたら味を出す。
そういえば、マーベル関係ではアントマンの仲間役だったけど、
ソーであるヘムズワースとの顔合わせはマーベルであるのかも?
そう言われてみれば、マイケル・シャノンはDCでゾット将軍だったし、何かとアメコミ出演のある顔合わせだ。

ドスタム将軍のナビド・ネガーバン
このドスタム将軍が実に曲者でいいキャラだった。
主人公始め、12人のアメリカ兵とのドラマが良かったのも、このキャラが上手く引き出した感もある。

他にも
アメリカ兵の1人に「ムーンライト」に出ていたトレバンテ・ローズ(この映画まだ未見だけど)
作戦指令を出す大佐にウィリアム・フィクトナー!(今回はスキンヘッドでいつもと違う印象)
主人公の嫁役がエルザ・パタキー、実生活でもリアルにヘムズワースの嫁さんです(ワイスピシリーズに出てる)
12人のアメリカ兵も全員描ききってるわけではないけど、それぞれ味があって良かったです。


半端無い爆破シーンのスペクタルが凄く、
熱い男のドラマもある戦争アクションだった。
私的には推薦したい作品だった。

ソーではないクリス・ヘムズワースがまたカッコイイ!
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