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2018年05月09日20:08

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映画「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」

一昨日の月曜レイトショー、TOHOシネマズ泉北で鑑賞。
マーベルヒーローによるマーベル・シネマティック・ユニバースのこれぞ集大成!

「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」Avengers: Infinity War 

アスガルドが消滅した後、ソー率いるアスガルドの難民が乗る宇宙船が、
宇宙最強最悪のサノスらによる襲撃に遭う。
サノスはインフィニティ・ストーンと呼ぶ6つの石を奪い、その力で宇宙を支配しようと企む。
宇宙に地球と、ヒーロー達とサノスの軍団が石を巡り大戦闘を繰り広げる。


この映画感想日記もアメコミヒーローに関したら殆ど逃さずレビューしてます。
たまによく聞かれるんだけど、
「今度の新作、シリーズではどれとどれを抑えてれば大丈夫?」
今回の作品に関したらはっきり言いますわ。


マーベル・シネマティック・ユニバースの作品を全て鑑賞しろ!


最近になってマーベルヒーローが好きになったと言う方もいらっしゃいますが、
これは最初に出た2008年の「アイアンマン1」から、製作順に観ろと言うことです。
今回の新作は本当にそんな域に達している。
思い返せば、この感想日記でのマーベルユニバース映画、
「インクレディブル・ハルク」以外は全て感想日記でレビューしてる。
当然、「インクレディブル・ハルク」も当時観たのですが、この頃はまだ本格的に感想日記は書いてなかったのもある。

2008年から始まり10年間。
全て完走しましたよ。
ここまで観続けたのも、やはり純粋に熱いし面白いから。
これである。
そんなマーベルヒーローの集大成「アベンジャーズ」シリーズ第三弾(といってもシビル・ウォーもアベンジャーズみたいな内容だったが)

全て鑑賞するのは無理と言う方。
最低限、「マイティ・ソー バトルロイヤル」と「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」と「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」は抑えた方がいいかな?
今回の冒頭は、「マイティ・ソー バトルロイヤル」のラスト続きから始まる。

いきなり、今回の最強最悪のラスボスであるサノスが登場。
これが圧倒的に強い。
ハルクを軽く倒すわ、遂にロキが死亡する。
このサノスがもうチートレベルで強すぎ。
ヒーロ−がどんなに束になって共闘しても倒せない恐るべき敵。

今回の映画、各ヒーローの魅力が余す事無く存分に描かれてる。
しかし、それ以上に印象に残ったのがサノスの存在感。
私がよく言う。
「国内外問わずヒーロー映画は悪役が良ければ尚更面白い」
まさにそれだった。
最近では「ブラックパンサー」が面白かったのも悪役キルモンガーの存在感も大きかった。
でも、今回はこんなにヒーローが大勢出ても、観終わると悪役サノスが印象に残った。
これはネタバレしませんが、あのラストだったし…

サノスは全宇宙を支配しようとする。
容赦なく死をもたらす。
しかし、こんな悪の塊のような奴なのに何故か愛がある?
ガーディアンズのガモーラを子供の時から娘のように育てたし(といってもガモーラの親を殺したのはこいつなんだが)
ガモーラを自らの手で殺める時に涙を流す。
しかし、その後の行動は凶悪卑劣。
一見アンバランスなようで、そんな面を持ち合わせている。
サノスの中では、自分は悪ではなく正義だと主張する。
よくヒーロー物で悪役が自身の行いを悪とは言わずに「強いものこそが正義だ」と言うのがあるが、それに近いと思う。

今回の映画、上映時間が2時間30分と長い。
しかし、そんな長さも感じさせない。
キャラ同士のセリフのやり取りや掛け合いが面白い。
アンアンマンとドクターストレンジの皮肉屋同士の掛け合いも絶妙で良いし、
ガーディアンズの面々は、その場を明るくするほど笑いがある。

やはり見せ場である戦闘シーンがとにかく多過ぎるほど多い。
この戦闘シーンが、もう宇宙規模。
宇宙や地球を舞台に各所での戦闘を余す事無く見せる。
やっぱりヒーローの共闘は各能力を併せ持って攻撃する所なんて見せ方が上手いです。
ドクターストレンジの魔法による空間移動を利用してアイアンマンやスパイダーマンやガーディアンズたちがサノスに奇襲攻撃する辺りなんて最高!
また、ワカンダを舞台に、サノス配下の幹部や戦闘員エイリアン軍団を、ワカンダの戦士とアベンジャーズ連合軍が大乱戦する辺りは、手に汗握るほどだった。

そういえば、DCの「ジャスティス・リーグ」でも思ったんだけど、
やっぱり、ヒーロー共闘物は敵の軍団の規模が大きいほど良いと思う。
「ジャスティス・リーグ」はラスボスと雑魚兵だけだったのが物足りなかったけど(ラスボスも強そうに見えて最後はあっけないし)
今回は幹部クラスの敵が数名いたのも良かったし、その幹部が結構強いのでヒーローの見せ場作りにも良かった。


監督がアンソニーとジョーのルッソ兄弟。
「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」と「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」と、
もはやマーベルヒーロー集合物なら、この兄弟監督!と思うほど。
過去作でもそうだけど、登場キャラ多いながらも、しっかり各キャラの魅力を描くのが実に上手い。
本作も今まで以上に登場キャラが多過ぎるので「大丈夫か?」と思ったが、
そんな心配も全く無く上手くまとめている。 


キャストは、
毎度お馴染みの顔ぶれで、何度も語ってるので割愛しますが、
これだけの豪華な役者陣。
ギャラの方でも相当凄かったのではと思う。

本作の本格的に登場するサノスを演じたのが、
ジョシュ・ブローリン。
この感想日記でも度々出演作は取り上げてますが、今回はモーションキャプチャーによって演じてはいるが、サノスに命を吹き込むようなハマリ役ぶりだった。
もちろん、ブローリンの素顔はご存知なんで、サノスの顔が輪郭と顎といい本人に似ている。
マーベルでは最大の悪役だけに、今回は「実はサノスが主役」と思わせるほどだった。
そのジョシュ・ブローリン、実は「デッドプール2」でも別のキャラを演じている。
マーベル系列で、同時期に2つのキャラを演じるとはイメージ的にどうなんだろうか?
世界観は別なんで重なる事は無いですが。


そんな本作。
大変面白かったのだが、ラストは衝撃的な展開を迎える。
これはさすがに驚いたというか、
「これ、この次どうするの???」
ヒーロー物では今までに有り得ない結末だった。
しかし、今回のアベンジャーズは云わば今回が前編で、次に後編がある2部作を想定して作ったらしい。
その答えは只今撮影中である「アベンジャーズ4」に大きな期待がかかるわけだが…
来年公開予定なんで楽しみに待ってる。

本作をどう評価するかは次の続編次第かと思う。
どう展開するか気になってしょうがないです。
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