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2018年05月05日01:16

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第12回【混沌の迷宮】ゲームブックリプレイ

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※ここより先はゲームブック【混沌の迷宮】のネタバレを含んでいます。ご注意ください。

ぜろです。
魔術師の書斎は何か危険が潜むと思わせておいて、実入りばかりという素敵空間でした。
さらに出会ったオーク兵から、名刀『桜吹雪』のありかのヒントも手に入れることができました。
でも、恐怖心からついカオス・マスターの部屋への道をスルーしてしまいます。
これが致命的な結果を招きそうな予感もしつつ、城塞の冒険は続きます。

【シルス 技術点10 体力点17 運点13】


●アタック02-10 氷柱のエルフ

広間に入った途端、来るのは初めてかと尋ねられた。
つまりここには何度か来ることができるということだ。

そんな広間は青ぼんやりと光る幻想的な光景が広がっている。飛行石の鉱脈か!?
しかしそれは、体温を奪う青光虫の群れだったのだ。いやあああ! 幻想的どころか総毛立つ光景だ。たすけてポムじいさん!
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気づくのが遅れ体力1点を失った後、戦闘となる。
群れ全体をひとつの敵として戦うのだ。
戦闘といってもビジュアル的には虫を必至に振り払ってるだけなのだが。
しかし大群となるとそれさえ容易ではない。技術点7の敵だったにもかかわらず、完全に追い払うまでにさらに体力2点を奪われてしまった。

虫に襲われる危険がなくなったところで、ここで食事をして体力の回復をはかる。

奥には氷の柱があり、褐色の肌のエルフの女性がその中に入っている。
美しい。
脳内イメージでは全裸。描写されていないので勝手に妄想。
凍結ものにこだわりのある山本弘先生が喜ぶかもしれないシチュエーションだ。
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と、その氷柱のエルフ女性が動いた! どうやってかはわからないが、氷づけにされてなお、生きているのだ!

ここで助け出すための選択肢が出た。
炎の呪文の巻物か、コビット製爆弾をためすことができる。

やっぱり氷を溶かすには炎っしょ!
俺は炎の呪文を唱えた。エキルエリフディマジオ!
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だが、炎の呪文程度の炎では、巨大な氷柱を溶かしきることなど到底できなかった。
直接炎をぶつけるのではなく、お湯をわかしてかけて溶かすべきだったか。

となると、助けるために残っている選択肢はコビット製爆弾を使うことだ。
ちなみにコビット製爆弾は持っている。小さいながらも威力は抜群。
だがこれまで使う機会に恵まれず、過去に唯一使った第一部の場面では、ぬめるアクマウオにさしたる効果は与えられなかった。
爆弾か。正直嫌な予感がするが、できる手段は全部やってみよう。

そして俺は直後にそれを後悔することになる。
爆発の結果、かなりグロ注意な事態に。運点を1点減点させられるほどのショックだ。

他に選択肢がないからといって、悪い結末を予感させるものを選ぶべきではなかった。
俺は彼女を助けられなかったことをわび、黙とうをささげ、この場をあとにした。


●アタック02-11 肉兵士誕生!

ここから選べる道は2つ。
奥に進む鉄扉と、俺がたどってきた細い道だ。
元の道に戻ることは避け、奥の鉄扉を開ける。
鉄扉に触れた瞬間にビリっときて体力1点を失った。罠かと思ったら、背負い袋にしまっているビリビリの赤子が放電したようだ。驚ろかせんな。

ここがまた、ひどく悪趣味な部屋だった。
ベルトコンベアに並べ寝かされた人体。並べ吊るされた人体。
男も女もいるが皆、若い。というより幼い少年少女だ。
一様に同じ顔をしている。
そして少女の顔は、フキと同じなのだ。

俺にはわかった。
ここが肉兵士製造室だ、と。
つまりフキは、レドナントの住人ではない。
ここで作られた肉兵士だったのだ。肉兵士なら肉兵士らしく、額に「肉」と書いてくれないと。
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しかしだとしたらフキは、何のために助けを求めてきたのだろう。
ここで作られた肉兵士は、主人の命令には絶対服従なのだろうか。
それとも自由意志を持っているのか?

第一部【ミラー・ドール】のバードドールを思い出す。
魂のいれものが変わっただけで、本質的には同じものなのではないだろうか。

だが魂はどこから来る。ミラードールのように、持ち主が分け与えるのではとても肉兵士の軍団は作れまい。

俺は、この装置を動かすマニュアルを持っている。
そして、電源となるビリビリの赤子も持っている。
つまり、この装置を動かすことが、できる。

背徳的な行為とは思いつつも、俺はこの装置を作動させる欲求に抗うことはできなかった。
肉兵士を生み出してみれば、俺の疑問は解消されるかもしれない。

電源ボックスにビリビリの赤子を入れ、手順書に沿って操作する。
性別を選ぶことができる。女を選択した。フキと同じ顔というのがどうにも気になったからだ。

俺の血肉を分け与える必要はなかった。
肉兵士はむっくりと起き上がった。
「俺がわかるか?」
問いかけるが、ぼーっとしていて反応がない。
魂が肉体になじむのに時間がかかるのかもしれない。
この魂がどこから来たのか、それはわからない。

俺はフキと区別がつくよう少女の額に「肉」と書くと、肉兵士製造室の中をもう少し調べてみることにした。
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次回、白の魔法使いの直前に待ち受ける最悪の悪魔が明らかに。

【シルス 技術点10 体力点17→14→18 運点13→12】

■登場人物
サルス 最初の挑戦者。ロリコン疑惑。白の魔法使いとの因縁に決着をつけるため旅をしている。
シルス 新たな挑戦者。運点が14点もあるとっても! ラッキーマン。
フキ 地下城塞の脅威の目撃者で依頼人。ひたむきではかなげでけなげな少女。
白の魔法使い 原初の時代から生きながらえた混沌の魔術師。魂をコントロールする力を持つ。
カオス・マスター 白の魔法使いの最高傑作。変幻自在。白の魔法使いの弱点を知っている。
ビリビリ でんきタイプ。直列つなぎでパワーアップする。
グレードン オークの英雄。名刀『桜吹雪』の所持者。


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ゲームブックリプレイ【混沌の迷宮】目次
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