mixiユーザー(id:12410478)

2018年04月27日08:46

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津波。経験がすぐ忘れ去られる社会。

震災のとき、今は研究所の上司になった友人が、
「文系軽視の罰が当たった」と言ってました。
罰(バチ)とは、放言ですが、内容は納得できます。

三陸地方は、今まで何度も地震による津波の災害に見舞われています。
明治三陸地震
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E6%B2%BB%E4%B8%89%E9%99%B8%E5%9C%B0%E9%9C%87
は、二万人の死者が出ています。
当時の人口を考えたら、いかにものすごい惨禍かわかるでしょう。

昭和三陸地震
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%AD%E5%92%8C%E4%B8%89%E9%99%B8%E5%9C%B0%E9%9C%87
も行方不明者含めて三千人もの被害が出ています。

現地には、
「この先、住むべからず」
という立札が朽ちており、そこから海にかけて、人家が密集していたと何かで読んだことがあります。
昭和三陸地震は、昭和八年。
その当時すでに生れていて、津波の惨禍について親から繰り返し聞かされて育ったお年寄りも多くいたでしょう。
何たる忘れっぽさだと思います。

死者に鞭打つようで、大変、恐縮ですが、これは言わないといけません。
申し訳ないが、、
私は、そもそもこんな危険な場所に住んだこと自体が、大間違いだと思います。
学校の対応は論外ですが、ニュースを聞いて、まず、思い浮かんだことがこれです。

もちろん、責任は住民だけにあるわけではありません。

家を探していたとき、埼玉県のある地域が異様に安いことに気が付きました。
不動産屋に聞いたら流されました。
あとで現地近くに住んでいる知人が、「あそこは、台風のときに、水が出る地域だから安いのだ。」と教えてくれました。

不動産屋は商売です。積極的に教えるはずがないですし、市役所は情報を開示しません。というよりも、告知するシステムがありません。「災害について教えろ」と言えば教えてくれるでしょうが、市役所で相談するという手に気が付かなければ、知らずに買うということになります。
土地の歴史をろくに住民に伝えないで、よく役所が成立すると呆れます。

上司の言葉の趣旨は、「歴史と文献の軽視のしっぺ返しが来た」ということです。

他のジャンルについても、
「中國人の爆買い」「中國人のパクリ」「韓国人の歴史の捏造」「韓国中国の高官の身内びいき」…は、
ごく最近まで、日本がやってきたことです。

忘れっぽいでは済みません。
歴史と文献に敬意を払う…という人間としての生き方の問題です。




大川小津波訴訟 2審も賠償命令
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5087586
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