ダメダメな西武園競輪場

　今日は、巨人の甲子園での阪神戦３連勝という慶事と引き換えのように、西武園競輪場で養分になってしまった。

　それにしても、埼玉県にある西武園競輪場と大宮競輪場は本当にクズな競輪場だ。今に始まったことではないが、両競輪場のゴール前は指定席の客しか観ることができないというのは頭にくる。特に９０年代に新装した西武園でそのような発想しか浮かばなかったのは、あまりに愚かすぎる。
　今日は後半３レースだけの観戦だったが、場内実況が聞こえないので、競輪初心者はいつの間にかレースが始まって、鐘が鳴って、いつの間にか終わるというのをひたすら見せられることになる。こんなことでリピーターになってくれると思っているのだろうか。

　また、これも西武園だけではないが、マークシートの５点塗りとフォーメーションができないという致命的な仕組みはどうにかならないか。裏表のある競輪でマークの数が奇数ではおかしいと発想できる人間はいなかったのか。また、ＪＲＡなどの例があるのに、未だにフォーメーション投票ができないというのも時代離れしている。

　トイレも不潔で、オッズのモニターも古いままで高い位置にあるから見づらくてしょうがない。最後に頭にきたのが、発売所の数を思いっきり制限しているため、行列ができていたこと。そこにこの時代においてもマークシートの塗り方が分からないジジイの後ろに並んでしまうという不運も重なれば、初めから５０万車券のドッチラケな決勝戦を目撃してしまう運命だったのだろう。それにしても、和田圭も井上昌己も新山響平も、軸の相手なりヒモなりに入れていたのに、この組み合わせの発想に至らなかったのはあまりに悲しかった。

　最近の私は近場で記念の決勝戦があれば、現場に行くことが多いのだが、西武園に来た記憶が薄い。この時期の記念は火曜日決勝が多かったせいだろうか。いずれにせよ、この競輪場が相変わらずクズでダメダメということだけは変わっていなかった。今後この競輪場に行くことはしばらくないだろう。