「ルパン三世 PART5」エンディング公開 峰不二子の魅力を"本気"で描いた映像がココに
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TVアニメ『ルパン三世 PART5』より、初回放送に先駆けてエンディング映像が公開。沢城みゆきが歌う「セーヌの風に…（Adieu）」に乗せ、峰不二子の魅力をたっぷりと凝縮した映像に仕上がっている。
エンディングは不二子のセクシーな後ろ姿から始まり、ウエディングドレス姿で凱旋門の前を無邪気に駆ける姿や、雨の中で指輪を片手に涙する姿など、不二子の様々な魅力が盛り込まれたアニメに。
さらに不二子がバーテンダーを務めるバーではルパン、銭形、次元、五ェ門が並んでお酒を楽しむ姿や、ルパンと思われる男性とのデートをしている“夢”のようなシーンも見られるなどファンにはたまらない映像だ。
制作を担当したクリエイティブプロデューサー・浄園祐は、「沢城みゆきさんがEDを歌うと決まった瞬間から、峰不二子をメインにした本気の映像を作りたいと思いました」と振り返る。
「作画は全カット友永和秀さんにお願いし、けして派手ではないけれど友永さんの年輪を重ねた表現力、丁寧な画面づくりといった職人技が如何なく発揮され、非常に上質なアニメーションに仕上がりました」と映像作りへのこだわりを語り、そしてファンに向けて「不二子が持つ様々な魅力を、沢城さんの歌と共に楽しんで下さい」とメッセージを贈った。
なお『ルパン三世 PART5』は、お馴染みのテーマソングに乗せて、今までにないポップなタッチで描かれた斬新なオープニング映像も公開中。愛車のフィアットで宇宙までドライブするウィットにとんだシーンや、劇中にリンクしたシーンも盛り込まれた見ごたえたっぷりの映像で、本編への期待を膨らませたい。
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この映像を見た印象は、これまんまＣＭじゃないか、であった。ということは、日本の映像クリエータの目指している世界観ととても近いものがあるように見える。
こんな不二子は見たことない、という点では新しい世界観が広がっている。明らかに昭和の時代のルパンという気がしない。どちらかといえば、もっと現代的な普通さだ。
この世界観をもってルパンを描くというのは面白い。カリオストロでも、Part 1 とも 2 とも違うルパンを作るとは、今の時代にルパンで何を描くのか、という話になる。
宮��駿でさえ、part 2 で今更何を描くのかと嘆じた。それから 3, 4, 5 と作り続けられてきたわけで、そこには何かがある。その多くは、カリオストロが生み出したものから始まっていると思うのだが、それだけではないとクリエータたちは思っているだろう。
そもそも今更泥棒さんでもない。２１世紀には優れた多くのクライムサスペンスが誕生しており、今年は、アンナチュラルが話題にもなった。科学捜査への知識も増えており、監視カメラやGPSはあって当たり前の世界である。
今更、何を盗むのが面白いのか、という話であるし、それを取り逃すような間抜けな警察組織の何が面白いのか、という話である。現実に起きている犯罪は、警察の執拗な捜査が実を結ぶこともあれば、何もかもがはっきりしているのに手が出せないような犯罪に溢れている。もちろん、冤罪も。
そんな世界の中でルパンに何ができるのか、たった５人で何ができるのか、という話であって、これが単品の映画なら、落ちぶれた泥棒への依頼、というハリウッドによくあるプロットも可能であろうし、いっそズッコケなコメディもある。
もし恋愛ものにしたければ、まっとうな職に就けというわけだし、そうなれば、ルパンを泥棒としては書かない。とある企業のＣＥＯとして描く。もちろん、紆余曲折のあと、最後の最後でほんの一瞬だけ泥棒としての行動をするような感じの。
どちらにしろ、ルパンという食材は、フランス料理でいえばオムレツ、和食でいえば白米、中華でいえば炒飯みたいなものか。、基本形がびっちっとあって、そこに自分の感性を託すという意味では、この作品に携わっている人たちは面白いと思う。
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