昨日のレイトショー、TOHOシネマズ泉北で鑑賞。
かつてアンジェリーナ・ジョリーが主演したアクションアドベンチャー映画のリメイク作品。
アリシア・ヴィキャンデル
「トゥームレイダー ファースト・ミッション」Tomb Raider
バイク便のライダーで生計を立てるララ・クロフトは、
7年前に失踪した冒険家である父が残したメッセージを元に、
古代に存在した日本の女王・卑弥呼が葬られた孤島へ向かう。
そこには卑弥呼がもたらす邪悪な力が封印されていた。
しかし、世界征服を企む秘密組織トリニティも、その力を手に入れるために島に来ていたのであった。
かつてアンジェリーナ・ジョリーが主演したアクションアドベンチャー「トゥームレイダー」
ゲームが原作である（ゲームをやらない私は知らないけど）
シリーズとして2作品が作られていて、勿論鑑賞している。
このアクション映画、私的な印象は、
インディ・ジョーンズ＋007＝女性版
と言った印象。
資産家の大金持ちの娘が、強靭な肉体を駆使して敵と戦いながら、
古代の秘宝を求める、まさに痛快冒険活劇。
女版インディ・ジョーンズぽいし、
敵が世界征服を企む悪の組織（007でいうスペクターのような組織）がまたいい！
このシリーズ、面白かったんだけどたった2作で終わったのが残念だった。
そして、再び主演女優を新たにリメイクされたのが本作。
主演のララ・クロフト役にはアリシア・ヴィキャンデル
私からしたら「エクス・マキナ」の女性型ロボット役が衝撃的な印象がある。
最初、彼女でトゥームレイダーと聞いたときは、
「ん…イメージが違う？」な印象だった。
アリシア・ヴィキャンデルは大好きですよ♪
凄く可愛くて美人だし。
だからと言って、この役はどうかな？と思った。
リメイク作品はどうしても前のオリジナルと比較してしまうのも宿命である。
前任者のアンジェリーナ・ジョリーのイメージがあったもので、
この役をアリシア・ヴィキャンデルだとイメージが大きく変わる。
アンジーはアクション女優として様になるし、クールな余裕の魅力がある。
男からしたら守られたい姐御タイプ。
アリシアはアクションとしたら「ジェイソン・ボーン」などあったがアクションのイメージがわかないし、まだ美少女な魅力がある
男からしたら守ってあげたい妹タイプ。
このシリーズ、それもそのはずでララ・クロフトに協力する男キャラが常に出る。
前シリーズのレギュラーキャラである、屋敷に同居する戦える執事とメカ担当のオタク男がいた。
ララと恋に落ちる男性キャラは、このシリーズでは男でありながらヒロインである（前のシリーズでは、あのダニエル・クレイグとジェラルド・バトラーが男ヒロインを演じてたのも今になれば意外）
今回は邪魔大国の女王卑弥呼が封印された邪悪な強大な力を巡る冒険。
この卑弥呼が邪悪な妖術使いのトンデモ設定。
これ、思うんだけど、
作り手側の人、多分、きっと、
鋼鉄ジーグが好きに違いない（笑）
昭和のロボットアニメの鋼鉄ジーグはイタリアで凄い人気が今でもあるくらい。
多分、アメリカでも放送されたりして知られてるに違いない。
ジーグの敵が邪魔大王国の女王ヒミカで明らかにそれである。
今回良かった点。
その女王卑弥呼が眠る墓を目指して、数々の謎解きやトラップをクリアしていく展開。
これはハラハラさせてくれて面白かったよ！
この展開は実に上手かった。
逆に悪かった点。
�．薀蕁Ε�ロフトがあまり強くない。
見てて、「アリシアちゃん、大丈夫か？」と思ってしまうほど、でもラスボス対決できっちり挽回してくれるが。
�▲薀蕕箸修良磴離疋薀泙�くどい。
前シリーズの1作目でもあったが、こちらは既に死んでいて回想シーンでさらりと描いてるのが良かった、今回はくどい位に父娘のドラマが逆に話のテンポを悪くしたような印象もある。
��場所が殆ど島だけで限定されてるのが物足りなかった。前のシリーズは色んな場所でロケして、そこで敵組織との数々の攻防戦が魅力だったんだが…
そして、個人的に凄く物足りなかった点がある…
今回のララ・クロフトは敵と弓矢で戦う？
いやいや、
二丁拳銃で戦う姿が見たかったんだよ！
改めてトゥームレイダーの魅力って、それが大きかった。
原作も弓矢でも戦うようであったが、
私的には二丁拳銃なんだわ。
この本作、ラストでララが質屋で2丁の銃を手に入れた所でエンド…
そのアクションは次回作に持ち越し？
監督はローアル・ユートハウグ
ノルウェー出身の監督で、「THE WAVE ザ・ウェイブ」とか何本かあるが、過去作は未見。
他のキャストは、
ララの父・リチャード・クロフト役のドミニク・ウェスト（何本か脇で拝見した事ある）
敵役にウォルトン・ゴギンズ（「ヘイトフル・エイト」で最後の方まで生き残るキャラや、「エージェント・ウルトラ」の敵役などなど、この人は顔見たらすぐ分かる）
ララの相手役のダニエル・ウー（アジア系の役者で、最近では「ジオストーム」があった）
そして謎のオバサン役のクリスティン・スコット・トーマス（もうすぐ公開の話題作「ウィンストン・チャーチル」にも出てる、よく拝見した名女優さん）
そして質屋の男にニック・フロスト（エドガー・ライト監督作品等でもお馴染みの面白いデブキャラさんです）
ラストはいかにも続編ありきで終わる。
悪の組織トリニティは実はララの身近なところに存在して、
世界各地に組織の拠点が数々あるところで終わる。
ここから、巨大な組織相手にララがどう立ち向かうか？の余韻を残す。
この展開にワクワクさせられたが、
これ、続編は作られるのだろうか？
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