寒い日々だとばかり思っていたものが、突然桜の便りばかりが流されるようになってちょっと混乱している。
最近目にしたニュースがなぜか2015年の東京大学卒業式の総長の祝辞。
https://www.huffingtonpost.jp/2015/04/08/tokyo-university-speech_n_7022498.html
東大総長の祝辞といえば今でも多く記憶されているのが
「肥った豚よりも痩せたソクラテスになれ」の言葉。
が実はこの言葉、原稿にはあったが実際に話されてはいないという。
しかも元となった文章があり、さらにそれとも内容がちょっとかけ離れていると。
「善意のコピペや無自覚なリツイートは時として、悪意の虚偽よりも人を迷わせます」との言葉は重い。
そんな折、読了したのがこれ。
まぁなんと久しぶりに会えたことか、この主人公。
自分の学生時代にこの主人公の学生時代と出会い、今再び社会人同士として出会う。
そんな不思議な感慨と共に夢中になった内容は、
「太宰 治の”生まれてすいません”は彼の言葉ではなかった」
…自身の不勉強を畏れるばかりだが、それでも今、間に合ったとありがたく思う。
目からウロコの物語たちに、久しぶりにいいモノに出会えた感。
地元の桜はあとちょっと。
その前に大きな公園にでも遠出をしたいと思う。
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