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2018年03月16日04:32

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【新世界東映 4月20日(金)〜5月17日(木)のラインナップ発表っ♪】〜高倉健 三回忌特集〜

 <下町の映画館を守ろう!委員会@おおさか>からのお知らせです

 さてさて、新世界東映の4月20日(金)から5月17日(木)にかけてのラインナップが出ましたーー!!

 ちょっと早過ぎるようにも思いますが、ゴールデンウィークもあることですし、発表しちゃいますーーーー!!

 

<〜高倉健 三回忌特集〜@新世界東映>

●4月20日(金)〜4月26日(木)
・『捨て身のならず者』
(1970年/監督:降旗康男/出演:高倉健、浜美枝、宍戸錠、室田日出男、水島道太郎)

・『いれずみ突撃隊』
(1964年/監督:石井輝男/出演:高倉健、杉浦直樹、砂塚秀夫、朝丘雪路、津川雅彦)


●4月27日(金)〜5月3日(木)
・『昭和残侠伝 吼えろ唐獅子』(シリーズ第8作)
(1964年/監督:佐伯清/出演:高倉健、池部良、松形弘樹、松原智恵子、鶴田浩二)

・『狼と豚と人間』
(1978年/監督:深作欣二/出演:高倉健、三國連太郎、北大路欣也、中原早苗、石橋蓮司)

●5月4日(金)〜5月10日(木)
・『網走番外地』(シリーズ第1作)
(1965年/監督:石井輝男/出演:高倉健、南原宏治、安部徹、田中邦衛、嵐寛寿郎、丹波哲郎)

・『暗黒街最大の決斗』
(1963年/監督:井上梅次/出演:高倉健、鶴田浩二、大木実、佐久間良子、梅宮辰夫)


●5月11日(金)〜5月17日(木)
・『人生劇場 飛車角と吉良常』
(1971年/監督:内田吐夢/出演:高倉健、鶴田浩二、若山富三郎、藤純子、左幸子、辰巳柳太郎)

・『花と嵐とギャング』(シリーズ第1作)
(1961年/監督:石井輝男/出演:高倉健、鶴田浩二、江原真二郎、小宮光江、清川虹子)




(独り言)

 1週目の2作品に関しては、いずれも未見ですので、何も言えないワタクシ…… ただ、それだけ、上映される機会も少ないということでありまして、この週は個人的にも足を運びたいなあ、と。

 2週目。『吼えろ唐獅子』は、最早、この頃はルーティンもルーティン。けれど、それで良いのです!!(断言) 健さん、鶴田も良いけれど、池部良がイイ!! そして深作欣二が遺した傑作の1本『狼と豚と人間』。これは素晴らしいですよ。三兄弟をメインとした大金を巡る人間ドラマ。<狼=健さん、豚=三國、人間=北大路>なんですがね。次男の健さん、三男の北大路に絡む、長兄・三國連太郎の巧さたるや。未見の方は、是非に!!

 3週目。『網走番外地』。大人気シリーズの、その1発目であります。寛寿郎演じる鬼寅親分というキャラクターを、僕は大好きでして。作品としても、シリアスとドタバタの織り交ぜ具合がバランス良く、これは面白いですよ。『暗黒街最大の決斗』は(当時の)現代物。後に香港に渡って監督作を量産することになる井上梅次監督作品。これ、主演は鶴田です。いかにもプログラム・ピクチュアといった作品で、気楽に楽しまれることをおすすめします。尚、この作品、なんと助監督が高畑勲っ!!!!

 4週目。巨匠・内田吐夢監督による『人生劇場 飛車角と吉良常』。これも主演は鶴田なんですが、健さんも見せ場がドーンと。何度も映画化されている『人生劇場』で、ドラマとしては、ちょいとモサっとしてはいます。けれども、大ベテランのカメラマン・仲沢半次郎による撮影と、殺陣の素晴らしさは見もの。特に、終盤で藤純子を振り切って殴り込みに向かおうとする鶴田を俯瞰で捉えたショット!! ここがイイんです。ホント、イイんです。この作品に併さるは『花と嵐とギャング』。これもヒットを記録したので、すぐさまシリーズ化されます。で、ですね。これ、石井輝男にとって東映での初監督作品なんですよ。それ以前は新東宝で撮ってましたからね。その初手となった監督作品で、既に健さんとの縁が生まれていたわけです。以降、1975年の『大脱獄』まで、<石井監督×健さん主演作品>は続きますが、縁は途切れたわけではなく、石井輝男の墓碑の碑文は健さんの筆によるものです。そんな二人のタッグ結成1作目。これはボチボチ、面白いですよー♪(余談ながら、<縁を大切にする健さん>のエピソードとしては、監督第2作『地獄の掟に明日はない』(1966年)以降、健さんの遺作となった『あなたへ』(2012年)までタッグを組んだのが降旗康男監督ですが、二人が『居酒屋兆治』の準備をしていた頃、黒澤明監督が『乱』への出演オファーを高倉健に出したそうです。これはアテ書きでしたが、健さんは自ら黒澤邸を訪ね、丁重に出演を断ったとか。「役者としてはバカと言われるでしょうが、先に約束をしておりますので」として。そこで、巨匠・黒澤明は降旗監督への直談判を提案しましたが、健さんは、「それだと降旗さんが困ってしまいます。立場が無くなってしまいます。ですので、どうか……」と、縁を優先されたそうです。痺れるぅ〜〜〜!!)


 と、今回は上記の通りですー。

 みなさまもおいでやす♪
 

【料金】(チケットは館内2階にある券売機にてお買い求め下さい)
・大人→1,300円
・学生→1,100円
・シニア→1,000円
・障がい者→1,000円(←劇場案内には「身障者」とあるけれど、「身体」でなくても割引適用となるそうです。但し、要手帳提示のこと)
・小人→700円
・20時以降は800円っ!!!

【TEL】
06−6641−8568

※1:タイムテーブル等は劇場に直接お問い合わせ下さい。
※2:連日オールナイト興行です。
※3:朝一番の回のみ、本編途中(後半)からの上映であることがチョクチョクとあります。←こういうところが昭和だねえ。
※4:この劇場は、スクリーンの四方に薄いマスクが掛かっており、その部分に映像が被さります。やや気になりますが致し方ありません。あらかじめ御承知の上で御鑑賞下さい。


<添付画像仕様許諾:(C)東映>
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