CD Rei , DYGL

Rei “FLY”
DYGL “BAD KICKS”
どちらもiTuneでポチりました。

Rei
2年ぐらい前から注目している女性ギタリスト、
彼女のルーツである古いブルースと現在のROCKを軽やかにミックスさせる才女。
毎年、コンスタントにミニアルバムを出し続けてますが、
新作が良かったので2016年のミニアルバム(9/28日記ご参照)以来にポチってみました。

今回は“FLY”という言葉をテーマにした4曲入りアルバム。
1曲目”NEW DAYS” 、この一曲の中でブルースからロカビリー、ヘビーロックが
混ざったサウンドと、帰国子女ならではの日本語と英語がちゃんぽんした歌という、
彼女の好きな音や言語が見事にミックスされていて、
オリジナリティが感じられる曲です。
それでいて、ちゃんとポップ！　なのが見事。そしてかっこいい！
2:25からのギターソロなんかも若いのにブルーステイストたっぷりやし。
https://www.youtube.com/watch?v=T6D_Ns1G0W8


2曲目はグルービーなリズムトラックに乗せた軽快な曲、
３曲目はインストっぽいスローな綺麗な曲、
４曲目は珍しく、癖のない歌モノとして普通にJ-ROCKのええ曲として聞ける曲と、
タイプの違う曲が揃ったバランスのいいミニアルバムでした。

ライブの映像見ても、ほんま小さい身体におぼこい顔（25歳ですが）で、
堂々とした演奏で感心、すごい才能です。
本物として、ずっと息の長い活動ができるアーチストになるでしょう！
ライブはこんな感じ。
https://www.youtube.com/watch?v=rcWNjx70F5U




DYGL（デイグロー）
去年のデビューアルバム（2017/5/7日記）が好評だった彼ら、
2曲入りEPが出たのでポチりました。

去年の5月のLIVEを見て日記（5/21）に、
イギリスのPALMA VIOLETS（2013/2live日記あり）に
音の感じが似ていると書きましたが、
今回のプロデューサーはそのPALMA VIOLETSを手がけた人やとか。
去年のアルバムもSTROKESのメンバーに頼んでたし、
そうやって海外の名うての人間にやってもらえるのも、
彼らの日本人離れしたオリジナリティのなせる技でしょう。

1曲目の”BAD KICKS”、シンプルなコード進行のラフなロックンロールやのに、
彼らなりの色気がちゃんと感じられてカッコよろし。
音だけ聞いてると日本のバンドとは思えない。
MVもトレインスポッティングみたいやし。
https://www.youtube.com/watch?v=DdbQhNr2hgU



２曲目はアコースティックギターの裏打ちカッティングが心地よい
結構甘めのゆったりした曲。
1stアルバムでもそうでしたが、こういった肩の力の抜けた曲もいけます。

外人にスコティッシュ訛りと言われるぐらい、ボーカルの流暢な発音ですが、
インタビューでは海外へは短期留学したぐらいで、あとは日本で独学。
ただ、大学（明治学院）のイギリス人講師が昔バンドをやっていた人だとかで、
その人に発音やブリティッシュロックの歌詞の解説とかを習ったとか。
そうやってきちんと”学んだ”上での日本人による英語楽曲なので支持できます。

今の日本のロックシーン（ロッキンオンが主導するフェスでもあり上がれば良い的な）を
すっ飛ばして、独自の活動で海外や日本のファンを増やしていく彼ら、
ある意味今一番日本でかっこいいバンドかも。音楽的にも活動スタイル的にも。
今後の活動にますます注目です。

1stアルバムで一番好きな曲、海外でのライブ、すごい盛り上がってる！
https://www.youtube.com/watch?v=S_1DTd431hk




日本人離れした二組、オススメです。