明治維新を語る時、欠かせないのが西郷隆盛さんです。
「敬天愛人」。西郷隆盛さんが座右の銘としていた言葉です。私は西郷さんの大ファンです。この西郷さんについて次のようなエピソードがあります。
幕末明治の日本を訪れた各国の外交官のなかでも、イギリスの公使バークスの傲慢さは際立っていた。人と話すときも、机に足をのせ、靴底を相手に向けたままだった。
あるとき、西郷隆盛が、バークスに対して同じ態度を示した。
バークスが憤然として無礼をなじると、西郷はこう切り返したという。
「無礼なことはお互いにやめましょう。私はこれが貴国の礼儀かと思っていた」。
当時何かにつけて欧米人の高飛車的な態度に、へりつくばり卑屈さだけが目立つ政府高官のなかで、何とも溜飲の下がる思いのする西郷さんについてのエピソードです。
以上、産経新聞「産経抄」(09年4月7日)からです。
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