よしながふみの「大奥」を読んだ時にも同じようなテーマが描かれていたんだけど。
どれだけその時代を席捲し、流行し、人々を翻弄したものであっても、
それらが下火になればその後十年、下手すると数年もすれば人々の記憶からきれいさっぱりと消えてしまい、思い出されることもほとんどない。
常識というものはすぐに覆り、変わってしまう。
というやつ。
この人はそういった事実に気が付いて「怖くなった」のだろう。
流行ものだけではない、世の大多数の人々がたどる道でもあるんだから。
この
「ファンシー絵土産」
がなくなっていったのは、絵柄があからさまに古くなり、泥臭いと思われるようになったのと
可愛いが無意味なものに金を出す余裕がなくなったというのがあるだろうな…
こうして一生懸命集めたものも、この人がいずれこの世から去る時には
結局ゴミになるのかなぁとも思ってしまう。
一種の文化史、カルチャーの記録でもあるわけだから
本にして出すとかで残せないものだろうか。
■「ファンシー絵みやげ」記憶から消された文化遺産 9000種集めた男 脈絡ゼロ「ローマ字日本語」の世界
(ウィズニュース - 02月17日 07:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=220&from=diary&id=4990480
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